YOU ー君がすべてー(Netflixドラマ)で人間のヤバさを考えてみて
家で過ごす時間が多くなり、Netflixを視聴する時間が長くなっている方も多いかと。
はい、僕もその一人です。
ここ2-3週間ぐらいでこの「YOU ー君がすべてー」シーズン1の10話を見てきました。
次のような方に強くおすすめしたい、とてもゾクゾクとさせられるドラマでした。
本作品の見どころは何と言っても主要登場人物の歪んだ人間性とその関係性です。
それぞれポイントを紹介しますね。
ジョーは地味な本屋の書店員です。
この本屋で作家志望の大学院生ベックに一目惚れするところから物語はスタートします。
そしてクレジットカードからの氏名入手、SNS監視、尾行、運命の再会の演出、スマホの奪取と監視、自宅への侵入と、ありとあらゆる手段でベックをストーキングしていくのです。
リアルの世界でもやろうと思えば出来てしまう内容なので、リアリティがあります。
監視すれば、通常なら気づかないような自分にとってネガティブな情報も知ってしまうわけです。
ライバルとなるようなチャラ男のベンジー、友人でありながらベックを思い通りにコントロールしようとするピーチの存在です。
そしてストーカーにとって邪魔な存在でしかないこの二人の行動も監視を始め、執念深く殺害し、証拠隠滅をはかるのです。
このあたりのジョーの行動と、二人との会話のやり取りはゾクゾクしますよ。
こういった人物はリアルの世界でも幼少期の歪んだ家庭環境が影響していることが多いですが、このジョーにも見事に当てはまっています。
勤務先の本屋には鍵のかかる地下室があり、そこは元々孤児だったジョーが育ての親であるムーニーに監禁されられた場所だったのです。
そしてジョーは、真実を聞き出すためにベンジーをここで監禁・殺害するだけでなく、最後は秘密を知られ逃げられそうになると最愛のベックをも同じ場所に監禁するのです。
普通に可愛く、見ているだけなら癒やされる男性も多いでしょうね。
エロチックなシーンも結構な頻度で登場しますので、家庭をお持ちの方は見るシチュエーションを選びましょうw
作家になりたいものの、そう簡単にいかないわけで、ジョーに殺されてしまう薬中のベンジーやセラピストの先生とも肉体関係を結んでいたり、不安定な浮気性なのです。
そのことをジョーに言えるはずもなく、平気で嘘をつくこともします。
可愛いですが、ちょっと困った女性として描かれているところもリアリティがありますね。
僕は男性ということもあり、この二人の女性関係が一番理解できないものでした。
二人は幼い頃からの友人ですが、完全に信頼し合っているわけでもなく、かといって離れることは難しい共依存関係に見えます。
特に歪んでいるのはピーチのベックへの接し方です。
盗撮したり、酔ったベックにキスしたり、気を引くために自殺未遂を犯したりと、ジョーと似たような一方的な執着心を見せます。
当然ピーチとジョーは敵対関係になり、最後ジョーは自殺に見せかけてピーチを殺害してしまうのです。
ジョーはこのパコという少年に対しては極めてまともな優しいお兄さんのように接します。
そこが視聴者がこの一見サイコな殺人鬼ストーカーを憎めない要因になっています。
一方、保護司のロニはベンジーと並んでシンプルにクソ野郎ですw
シーズン1の後半でパコの母親であるクラウディアの弱みを握って脅し、コントロールしていることが明かされます。
良心の存在が疑われる典型的なDV男です。
弱みを握られパコを失いたくないばかりに、暴力に耐え続けざるを得ないクラウディアは薬に溺れかけて命を落としそうにもなります。
あまり見たくないシーンですが、とてもリアリティがあってこのドラマにいいスパイスを加えています。
一話見出すと次を見ざると得なくなる中毒性のあるドラマです。
一晩に一話ずつ見てはいかがでしょうか。
人気作品ということでどうやら年初にシーズン3の制作も決まったようですよ!
僕は明日からこちらのシーズン2に移行します。
はい、僕もその一人です。
ここ2-3週間ぐらいでこの「YOU ー君がすべてー」シーズン1の10話を見てきました。
次のような方に強くおすすめしたい、とてもゾクゾクとさせられるドラマでした。
- 歪んだ人間心理に興味ある方
- 一筋縄ではいかない恋愛ドラマが好きな方
- 自分に都合のよい愛で殺人も辞さないストーカーに興味のある方
- ドラマのリアルの日常会話でストレスなく英語を学びたい方
本作品の見どころは何と言っても主要登場人物の歪んだ人間性とその関係性です。
それぞれポイントを紹介しますね。
子供に優しい一面ももちつつ、愛のため殺人も正当化するジョー
ジョーは地味な本屋の書店員です。
この本屋で作家志望の大学院生ベックに一目惚れするところから物語はスタートします。
そしてクレジットカードからの氏名入手、SNS監視、尾行、運命の再会の演出、スマホの奪取と監視、自宅への侵入と、ありとあらゆる手段でベックをストーキングしていくのです。
リアルの世界でもやろうと思えば出来てしまう内容なので、リアリティがあります。
監視すれば、通常なら気づかないような自分にとってネガティブな情報も知ってしまうわけです。
ライバルとなるようなチャラ男のベンジー、友人でありながらベックを思い通りにコントロールしようとするピーチの存在です。
そしてストーカーにとって邪魔な存在でしかないこの二人の行動も監視を始め、執念深く殺害し、証拠隠滅をはかるのです。
このあたりのジョーの行動と、二人との会話のやり取りはゾクゾクしますよ。
こういった人物はリアルの世界でも幼少期の歪んだ家庭環境が影響していることが多いですが、このジョーにも見事に当てはまっています。
勤務先の本屋には鍵のかかる地下室があり、そこは元々孤児だったジョーが育ての親であるムーニーに監禁されられた場所だったのです。
そしてジョーは、真実を聞き出すためにベンジーをここで監禁・殺害するだけでなく、最後は秘密を知られ逃げられそうになると最愛のベックをも同じ場所に監禁するのです。
自分に自信がもてず、他人に依存しがちで男好きなベック
普通に可愛く、見ているだけなら癒やされる男性も多いでしょうね。
エロチックなシーンも結構な頻度で登場しますので、家庭をお持ちの方は見るシチュエーションを選びましょうw
作家になりたいものの、そう簡単にいかないわけで、ジョーに殺されてしまう薬中のベンジーやセラピストの先生とも肉体関係を結んでいたり、不安定な浮気性なのです。
そのことをジョーに言えるはずもなく、平気で嘘をつくこともします。
可愛いですが、ちょっと困った女性として描かれているところもリアリティがありますね。
友人のベックを支配しようとするピーチ
僕は男性ということもあり、この二人の女性関係が一番理解できないものでした。
二人は幼い頃からの友人ですが、完全に信頼し合っているわけでもなく、かといって離れることは難しい共依存関係に見えます。
特に歪んでいるのはピーチのベックへの接し方です。
盗撮したり、酔ったベックにキスしたり、気を引くために自殺未遂を犯したりと、ジョーと似たような一方的な執着心を見せます。
当然ピーチとジョーは敵対関係になり、最後ジョーは自殺に見せかけてピーチを殺害してしまうのです。
ジョーの済むアパートの隣に済むパコという少年、その母親に暴力をふるう保護司のロニ
ジョーはこのパコという少年に対しては極めてまともな優しいお兄さんのように接します。
そこが視聴者がこの一見サイコな殺人鬼ストーカーを憎めない要因になっています。
一方、保護司のロニはベンジーと並んでシンプルにクソ野郎ですw
シーズン1の後半でパコの母親であるクラウディアの弱みを握って脅し、コントロールしていることが明かされます。
良心の存在が疑われる典型的なDV男です。
弱みを握られパコを失いたくないばかりに、暴力に耐え続けざるを得ないクラウディアは薬に溺れかけて命を落としそうにもなります。
あまり見たくないシーンですが、とてもリアリティがあってこのドラマにいいスパイスを加えています。
一話見出すと次を見ざると得なくなる中毒性のあるドラマです。
一晩に一話ずつ見てはいかがでしょうか。
人気作品ということでどうやら年初にシーズン3の制作も決まったようですよ!
僕は明日からこちらのシーズン2に移行します。
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