哲雄に新たな危機が迫る!マイホームヒーロー7巻の感想と読みどころ

この7巻も怒涛の展開で、6巻までと同様むちゃくちゃ面白いです。

マイホームヒーロー7

1巻からの感想はこちら

娘を守るために殺人という重罪を犯しつつ、ミステリー好きとして養った隠ぺい工作を駆使して数々の危機を乗り越えていく父親の物語。

ことの発端は、義父の遺産を受け継ぐことになった娘の金を狙う組織です。

この7巻では一難去ってまた一難という展開になります。


家族愛、幼馴染の友情と復讐、組織の掟が絡み合う人間模様の面白さ。

身体を固定した水攻め、毒ガス、毒入りペットボトルという、否が応でも心臓の高鳴りを呼び起こす人を苦しめたり、殺したり、気絶させたりする方法。

赤外線隠しカメラ、小説投稿サイトを利用した駆け引き、格闘技などの刺激的なネタ。

これらがテンポよく融合しながら展開していくところにこの作品の醍醐味があります。


あえてこの作品に突っ込みを入れるならば、それは哲雄の心の状態ですかね。

家族を守るためとはいえ、 実際敵とはいえ自らの手で2人を殺害しており、通常の神経の人間なら自責の念にかられたり、嫌な記憶に悩まされ、日々の睡眠が覚束なくなりそうです。

ところが哲雄は様々な対応策を常に考え、殺害が警察にバレてしまうことを恐れているようですが、いたって冷静です。

作品自体はとても面白いですが、哲雄に感情移入することがないのはこのためです。

味わい深い人間性を堪能するのではなく、トリック、駆け引き、スリルを楽しめるのがこの作品の魅力といえます。


次の8巻では自らの安全と引き換えに信という敵を殺害しなくてはならなくなった哲雄の戦い方が楽しみです!


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