君が僕らを悪魔と呼んだ頃4巻に追いつきました~その感想

※1巻からの感想はこちら。
この作品、ファンタジーとリアリティの狭間で物語が進んで行きますね。
途中途中、妙にリアリティが合って自分自信の過去の体験を想起させるようなシーンがあったかと思うと、グロく、現実離れした場面が展開していきます。
そのそれぞれのシーンは対極的ながら、全体を通して読んでいると不思議と違和感がありません。
おそらく人間の中に潜む陰と陽が表出した結果なのでしょう。
自分への向き合い方においても、対人関係においても、この二面性はつきまといますね。
ひどい仕打ちをしていながら、守りたくなる。これは支配欲?
憎んでいるけれども気になって仕方がない。
距離をおけば、逆に気になって会いたくなってしまう。
この理屈で解き明かせない人間の感情、欲望がこの作品のテーマなのでしょうかね。
次の5巻はいよいよ一ノ瀬と悠介の再開場面から始まります。
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