楽園の神娘(クロリス)の感想〜植物への愛は母性賛歌か
世界観設定が異色の、good!アフタヌーン連載中作品です。2018/1/5に第1巻が発売されました。

舞台は研究施設の爆発事故により猛毒をもった植物がばらまかれた未来世界。
ここでは花精種(ダフネ)という遺伝子操作による動く植物、人造生命体である神娘(クロリス)とともに人間の男性が生活しており、人間は子孫を残すために女性の生き残りを探しています。
人間が激減した中、幼女の姿の主人公メイは、地球上で唯一の女性〜子孫を残せる存在なのです。
メイは爆発事故直後に親からカプセルに入れられ、何とか一命はとりとめていたものの、猛毒の影響で肉体は痛んでいたため、ムラセ博士が残っため肉で手術を施して再生した存在です。
残った肉体が少なかったため、大人だったはずが、肉体だけ幼女になった姿でメイは目を覚ますのです。
この世界の中で、国の軍はメイを捕らえようと、クロリスを派遣。
メイはムラセ博士とともにクロリスの襲撃をかわしながらサバイバルしていくのです。
クロリスvs(ムラセ博士+ダフネ)のバトルが魅力の一つです。
物語の最初の驚きとして、実はムラセ博士も人間ではなく、植物と人間の中間生物なので、傷つけられても再生する能力があることが判明します。
クロリスもどうやらムラセ博士と同様の生物のようです。
この両者がメイの存在をめぐってバトルするのですからタチが悪い(笑)。
この第1巻を読み終え、そのあとがきを読むと、この作品の著者、大北真潤先生は植物園が好きでよく訪れると書かれています。
これらのことから著者が描きたいことは、母性の尊さなのではと思えてきました。
はたしてこの今後メイや人類の運命はどうなるのか。
荒れ果てた地球はどうなっていくのか。
2巻を待ちたいと思います。

舞台は研究施設の爆発事故により猛毒をもった植物がばらまかれた未来世界。
ここでは花精種(ダフネ)という遺伝子操作による動く植物、人造生命体である神娘(クロリス)とともに人間の男性が生活しており、人間は子孫を残すために女性の生き残りを探しています。
人間が激減した中、幼女の姿の主人公メイは、地球上で唯一の女性〜子孫を残せる存在なのです。
メイは爆発事故直後に親からカプセルに入れられ、何とか一命はとりとめていたものの、猛毒の影響で肉体は痛んでいたため、ムラセ博士が残っため肉で手術を施して再生した存在です。
残った肉体が少なかったため、大人だったはずが、肉体だけ幼女になった姿でメイは目を覚ますのです。
この世界の中で、国の軍はメイを捕らえようと、クロリスを派遣。
メイはムラセ博士とともにクロリスの襲撃をかわしながらサバイバルしていくのです。
クロリスvs(ムラセ博士+ダフネ)のバトルが魅力の一つです。
物語の最初の驚きとして、実はムラセ博士も人間ではなく、植物と人間の中間生物なので、傷つけられても再生する能力があることが判明します。
クロリスもどうやらムラセ博士と同様の生物のようです。
この両者がメイの存在をめぐってバトルするのですからタチが悪い(笑)。
この第1巻を読み終え、そのあとがきを読むと、この作品の著者、大北真潤先生は植物園が好きでよく訪れると書かれています。
- 人間の身体の一部の形に変形し、敵を倒す巨大植物
- 猛毒植物のせいで泥に覆われてしまった母なる地球
- 子孫を残せる唯一の存在となった女性、メイ
これらのことから著者が描きたいことは、母性の尊さなのではと思えてきました。
はたしてこの今後メイや人類の運命はどうなるのか。
荒れ果てた地球はどうなっていくのか。
2巻を待ちたいと思います。
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