最近多発する認識違い~その4パターンと、なくすために必要な一つのこと
今日は買い物以外は出かけず、家の中の片付けをしつつ、ここ1ヶ月を振り返りました。
そこで頭に浮かび、考えたことがこの記事のタイトルです。

コールセンターとのやり取り、直筆書類の受け渡しなど、声や文字で相手に情報を伝えるとき、発音や書き方が自分本位でわかりづらいと、思わぬトラブルに巻き込まれます。
数字の”1”と”7”などはくせのある書き方だと間違われやすいですね。
また、日本語には同じ文字ながら、アクセントや状況しだいで別の意味を表す言葉が沢山あります。例えばこんな日常のありふれた頼みごと。
「今日、サケを買ってきておいてね」
お酒を飲まない家庭ならば、間違いなく魚の「サケ」を意味しているのでしょうが、お酒を家でもよく飲み、魚の買い出しにもよく行く家庭においては、上記の言葉が思わぬ認識違いを生むことになりかねないですね。
口頭の頼みごとならアクセントをよほど間違えない限り誤解されないと思いますが、メモ書きの場合は危険です。
こういう場合、大抵は頼まれた方の人が謝ることになるケースが多いように思います。なぜなら、頼む人、頼まれる人という二人の人間関係において、多くの場合は頼む人の方が強い立場にいるからです。
夫婦で例えるなら、頼まれることの多い旦那が謝るケースが多いということです(笑)。
日常の家庭生活で、家族として共同生活を送っているからこそ、暗黙の了解事項がたくさんあります。例えばこんなセリフ。
「これ出しておいて」
今日も頼みごとを仰せつかった旦那さん。呼ばれて廊下にでてみると、何やら缶詰の入った袋がおいてあります。中身をみると、1年前に食べてからしばらく手をつけていなかった缶詰が数個入っています。
缶詰があまり好きではない旦那さんとしては、もうこれは食べないから捨ててきてと解釈し、袋ごと、1階のゴミ置き場に捨ててきました。
数日後、奥さんから今日は疲れたから簡単な料理にすると。そして、先日倉庫に出しておいてと頼んだ缶詰を取ってきてと頼まれました。その後に何が起こるかは想像の通りです。。
この場合、「出しておいて」が意味することの解釈が二人で違ってしまったわけですが、その背景には「これ」=缶詰に対する二人の意識の違いがあったことが根本的な原因ですね。
対象物に対してネガティブにとらえている人は何でもネガティブな方に解釈してしまいます。その方が自分にとって都合がいいですから(笑)。
どちらが悪いと決めつけられない問題です。
「あの人は言うことがころころ変わるから困るよ」
よくこんな会話を耳にします。しかし「あの人」の方はというと、一貫した主張をしているつもりなので、話が双方間でうまくまとまらなくなるのです。
「あの人」としては、心の内にある考え方や目指すところは変わっていないのに、多くの外界からの刺激を受けて、その心の内の思いを実現する手段が変わっていくのです。
しかし、聞き手の方はというと、「あの人」がそんな外界の刺激を受けていることなど知る由もありません。
最初にわかるのは「あの人」の口から出る言葉です。その言葉の内に、どんな心の内があるのかは、「あの人」のことをよく知り、その場での状況を加味して本当は何を意味しているのかを推測しなければいけません。
なかなか高度な技術が必要になります。
有名人の付き人やマネージャー、会社の重役の秘書などはこうした技術に長けている人ですね。
しかしどんな人でも気遣い、思いやりをもって相手の心を深読みして対応できると、人間関係を円滑にできるだけでなく、結局めぐって自分自身も得をすることになるんですよね。
良からぬ事態が発生すると、人はそれに今後どう対応すべきかよりも、その原因を追求し、原因を作った人を非難することに目がいってしまいます。
複数の当事者がいると、責任の擦り付け合いに発展してしまうこともしばしばあります。
お互い、こうだからこうなったんだと、論理をふりかざしますが、一向にかみ合いないことがよくありますね。
これはどうして起こるのかというと、自分の非を認めたくないという思いだけでないように思います。そこには、論理を組み立てるときの、双方の知識の差や、論理思考の根底にあるそれぞれの考え方や価値観が影響しています。
論理はそれぞれの解釈に過ぎず、その場で完全に証明できるような問題は多くありません。
実際、相手を言い負かすのは、知識が豊富×頭の回転が速い×声が大きい×度胸があるという複数の資質を兼ね備えている人になるでしょう。
しかし、この世の中はうまくできています。すべての事柄はつながっているので、頭の回転の速さなどから自分の利益だけを追求し、相手のことを尊重しない態度を続けていると、いつかは因果応報で自分にネガティブな結果として跳ね返ってきてしまうものです。
家庭でも職場でも、物事を円滑にするめるための鍵は、これらの認識違いをいかに最小限におさめるかです。つくづくそう思います。
その場合、自分を守るために大事なのは、自分の正当性を主張することではなく、結局は相手のことをいかに思い図れるかなのです。
そこで頭に浮かび、考えたことがこの記事のタイトルです。

単純な見間違え、聞き間違え
コールセンターとのやり取り、直筆書類の受け渡しなど、声や文字で相手に情報を伝えるとき、発音や書き方が自分本位でわかりづらいと、思わぬトラブルに巻き込まれます。
数字の”1”と”7”などはくせのある書き方だと間違われやすいですね。
また、日本語には同じ文字ながら、アクセントや状況しだいで別の意味を表す言葉が沢山あります。例えばこんな日常のありふれた頼みごと。
「今日、サケを買ってきておいてね」
お酒を飲まない家庭ならば、間違いなく魚の「サケ」を意味しているのでしょうが、お酒を家でもよく飲み、魚の買い出しにもよく行く家庭においては、上記の言葉が思わぬ認識違いを生むことになりかねないですね。
口頭の頼みごとならアクセントをよほど間違えない限り誤解されないと思いますが、メモ書きの場合は危険です。
こういう場合、大抵は頼まれた方の人が謝ることになるケースが多いように思います。なぜなら、頼む人、頼まれる人という二人の人間関係において、多くの場合は頼む人の方が強い立場にいるからです。
夫婦で例えるなら、頼まれることの多い旦那が謝るケースが多いということです(笑)。
一つの同じ言葉が暗に示すことが伝わらない
日常の家庭生活で、家族として共同生活を送っているからこそ、暗黙の了解事項がたくさんあります。例えばこんなセリフ。
「これ出しておいて」
今日も頼みごとを仰せつかった旦那さん。呼ばれて廊下にでてみると、何やら缶詰の入った袋がおいてあります。中身をみると、1年前に食べてからしばらく手をつけていなかった缶詰が数個入っています。
缶詰があまり好きではない旦那さんとしては、もうこれは食べないから捨ててきてと解釈し、袋ごと、1階のゴミ置き場に捨ててきました。
数日後、奥さんから今日は疲れたから簡単な料理にすると。そして、先日倉庫に出しておいてと頼んだ缶詰を取ってきてと頼まれました。その後に何が起こるかは想像の通りです。。
この場合、「出しておいて」が意味することの解釈が二人で違ってしまったわけですが、その背景には「これ」=缶詰に対する二人の意識の違いがあったことが根本的な原因ですね。
対象物に対してネガティブにとらえている人は何でもネガティブな方に解釈してしまいます。その方が自分にとって都合がいいですから(笑)。
どちらが悪いと決めつけられない問題です。
外からのインプットを受けて思考が異なる方向へ進化している
「あの人は言うことがころころ変わるから困るよ」
よくこんな会話を耳にします。しかし「あの人」の方はというと、一貫した主張をしているつもりなので、話が双方間でうまくまとまらなくなるのです。
「あの人」としては、心の内にある考え方や目指すところは変わっていないのに、多くの外界からの刺激を受けて、その心の内の思いを実現する手段が変わっていくのです。
しかし、聞き手の方はというと、「あの人」がそんな外界の刺激を受けていることなど知る由もありません。
最初にわかるのは「あの人」の口から出る言葉です。その言葉の内に、どんな心の内があるのかは、「あの人」のことをよく知り、その場での状況を加味して本当は何を意味しているのかを推測しなければいけません。
なかなか高度な技術が必要になります。
有名人の付き人やマネージャー、会社の重役の秘書などはこうした技術に長けている人ですね。
しかしどんな人でも気遣い、思いやりをもって相手の心を深読みして対応できると、人間関係を円滑にできるだけでなく、結局めぐって自分自身も得をすることになるんですよね。
ベースとなる知識や考え方が異なる
良からぬ事態が発生すると、人はそれに今後どう対応すべきかよりも、その原因を追求し、原因を作った人を非難することに目がいってしまいます。
複数の当事者がいると、責任の擦り付け合いに発展してしまうこともしばしばあります。
お互い、こうだからこうなったんだと、論理をふりかざしますが、一向にかみ合いないことがよくありますね。
これはどうして起こるのかというと、自分の非を認めたくないという思いだけでないように思います。そこには、論理を組み立てるときの、双方の知識の差や、論理思考の根底にあるそれぞれの考え方や価値観が影響しています。
論理はそれぞれの解釈に過ぎず、その場で完全に証明できるような問題は多くありません。
実際、相手を言い負かすのは、知識が豊富×頭の回転が速い×声が大きい×度胸があるという複数の資質を兼ね備えている人になるでしょう。
しかし、この世の中はうまくできています。すべての事柄はつながっているので、頭の回転の速さなどから自分の利益だけを追求し、相手のことを尊重しない態度を続けていると、いつかは因果応報で自分にネガティブな結果として跳ね返ってきてしまうものです。
本記事のまとめ
家庭でも職場でも、物事を円滑にするめるための鍵は、これらの認識違いをいかに最小限におさめるかです。つくづくそう思います。
その場合、自分を守るために大事なのは、自分の正当性を主張することではなく、結局は相手のことをいかに思い図れるかなのです。
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