平成と昭和の世界が同居するよみうりランドのアトラクションと、グッジョバの今
グッジョバの現在の待ち時間はどれぐらいか
オープン当初は120分待ちだったという「グッジョバ」のアトラクション。昨日2017/3/5(日)午後2時過ぎ、晴天の中、人気の「スプラッシュU.F.O.」、「スピンランウェイ」ともに45分待ちの表示。実際の待ち時間は30分程度。
並び疲れることなく様々なアトラクション体験が可能だ。
初物が多い新旧のよみうりランド
ここ、よみうりランドは初物が意外と多い。
先の「スプラッシュU.F.O.」は映像ゲーム付き急流下りボートアトラクション、「スピンランウェイ」はらせん状スパイラルリフトの屋内アトラクションとして、それぞれ日本初だ。
一方、昭和の時代から続くよみうりランド本体でも、1988年設置のローラーコースターの「バンデッド」は最高時速110kmで、当時世界最速。
1972年設置の「ループコースター MOMOnGA」も日本初のループ型コースターだ。その後1982年に世界初のスタンディングコースターともなった。
よみうりランドの昭和体験
写真の通り、昭和感満載の風景。

親子づれが集うほんわかしたアンパンマンショー。
そこにはプロジェクションマッピング、ドローン、ペンライトによる応援、映像とアクションの同期などのテクノロジーは登場しない。
射的。昭和のノスタルジー映画さながらの光景だ。
調べると射的の日本での起源は平安時代の宮廷儀式らしい。その後江戸時代の祭り文化の発展で庶民文化として射的は広がった。しかし、パチンコの登場や風営法の規制などで、見かけることものも少なくなった平成の今である。
昔からのジェットコースター、バンデッド。
今ではVR HMDをしながら、コンテンツの世界観とリンクしたジェットコースター、逆向き/回転ジェットコースターなどに進化しているが、ここでは大自然の中で速度・落差・長さを競った時代のものだなあと。
お化け屋敷、「ひゅ〜どろ」。
ネーミングやたたずまいからして昭和の香り漂う。登場するキャラクターも井戸の守り神の「イドンベエ」。
井戸の存在を知らない若者もいそう。この「イドンベエ」って、どうみても「千と千尋の神隠し」に登場する「ススワタリ」にしか見えない。
入ってみると、怖さはかなり緩め。怖いお化け屋敷は出口付近でもっとも恐ろしい演出が待ち受けていることが多いが、ここでは最後に入口で渡された紐を井戸に入れることで「イドンベエ」を救い、感謝されるというハッピーエンドに。
平成のよみうりランド、「グッジョバ」体験

冒頭で書いた「スプラッシュU.F.O.」と「スピンランウェイ」は、数ある遊園地の中でもかなり特徴的な体験性がある。
「スプラッシュU.F.O.」の映像ゲームによるインタラクティブ性は大したことなく、簡単に悪者を大事できてしまうが、急流下りの角度と揺れの感覚値が数ある急流下りの他の遊園地のアトラクションとは異なる。水濡れ感も激しめ。
「スピンランウェイ」はらせん状のコースを映像ゲームをしつつ上下していくものだが、かなりの激しいユニークな動きを伴う。
回転しながら、らせん状に激しく上下する動きはおそらく日本ではここでしか味わえないものだろう。
最初は動きで酔いを伴うかもしれないが、2回目ではそれほど酔いはなかった。
最後に平成のお化け屋敷コーナーともいえる恐怖迷路「迷いのマネキン想庫」。
こちらはコインロッカーとマネキンに囲まれた迷路空間の中、隠された6つの文字を探しながらゴールを目指すもの。
入り口のマネキン、迷路、コインロッカー、恐怖から連想できるように、ここの特徴は、リアル脱出ゲームの謎解き要素とお化け屋敷の恐怖体験をミックスさせたもの。
薄暗い中、突如コインロッカーがガタガタ音を立てて恐怖をあおる。そして極め付けはマネキンだらけの空間にたどり着いた時。みなさん、ここで何を想像しますか?
そう、マネキンの格好をした本物の「ヒト」が混じっているのです。そして、こちらに近づいてきたり、機械のような奇妙な動きをします。これはかなりヤバイです。。
見つけた6文字を並び替えて、出口直前の10秒間でそのメッセージを読み取るという謎解きが待っているが、手強く今回は解けなかった。
「よみうりランド」という響きはもはや懐かしいものだが、このような新旧のアトラクションを同時に楽しめる貴重な空間だった。
最後にこの「ルーピングスターシップ」。
途中真っ逆さまで一瞬に停止してました。今回は乗りませんでしたが、かなりやばそうです。

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