漫画「漂流の街」〜タクシーで運ぶ人の幸せ

マンガZEROで見つけた人生を切り取るタクシーの漫画、「漂流の街」。
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昭和を思い起こすようなハードボイルドな佇まいの表紙だ。 

この男、木暮遼一は昔、首都高の鬼と呼ばれ、暴走族たちに恐れられた警察隊の隊長。

タクシーには様々な人が乗り降りする。そこではそれぞれの人生の一瞬が切り取られる。

重傷を負ったヤクザが、タクシーに乗り込む。過去に愛したが捨てた女から手紙。そこには小学生になった子供の姿。死期が迫る中、女に会いに行くのを手助けする木暮。


北海道から上京した高齢の母親と極道の息子を運ぶタクシー。戦時中、愛する隣人が戦争に駆り出されていった時代に想いを馳せながら、極道になっても人を見殺しにするな説く母親。

一流商社に勤めるも、娘の喘息にさえ気づかないほど仕事第一で生きてきた男性。単身で転勤の飛行機に乗る予定だったところ、木暮に本心を言い当てられ、家族のいる羽田空港へと方向転換することに。

このような感情に訴えるショートストーリーがループしていく漫画。一読の価値ありだ。



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