不気味さ漂う、続きを読まずにいられない漫画「ゴールデンゴールド」 

今後何十年と、経験したことのない人口急減に見舞われるとともに、益々不透明感が強まる国際情勢の中にある日本。

年金、地震や津波など天災、テロ、病、労働環境、結婚など、漠とした将来への不安感が人々の心の奥底に佇んでいる。

この不安感に対して、この作品の不気味さ、日常の平凡な生活が人の心の変化により少しずつ崩れていくさまが妙にはまる。

瀬戸内海の孤島を舞台として、日本人に馴染み深いアニミズムや土着信仰をベースとし、江戸時代からの逸話もある「フクノカミ」が登場するという設定も絶妙だ。

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「フクノカミ」の不気味さはこんなところだ。

  • お地蔵さんのような風貌で、取れてしまった腕を自分で持って時折ペタペタと歩く
  • ほんの、たまに片言で喋る
  • 飲み物は、口からストローのような管を出して飲む
  • 写真には映らない
  • 固形物の食べ物も食べるようだが、食べるシーンを誰も目にしていない
  • 島の出身者には普通のおじさんのように見えるが、島以外の出身者にはお地蔵さんのような奇妙な生物見える



この先三巻以降、早坂家やこの島の人々はどうなっていくのか、「フクノカミ」とはいったい何者で、何がしたいのか。

続きを読まずにいられなくなる漫画だ。



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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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