映画「アイアムヒーロー」と「GANTZ:O」〜日常に潜む危機 

日本のCG技術の最先端がわかるこの二本の映画。実写と違和感なく溶け込むVFXと異形のZQNことゾンビの飛び散る肉片。片やフルCGによる驚異的に再現された大阪の街並みと異星人たちとのバトル。

アクションを軸とした映像そのものが見どころであるとともに、この二作品に通じるどこにでもある日常が崩壊する恐怖。
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2016年という年にこの二作品が公開されたことは時代的意味を考えざるを得ない。

一つはVRとAIといった新たなテクノロジーが今後の生活全般やエンタテイメントなど産業全般を大きく変革していくことに疑いがなくなったこと。

もう一つはこれまで当たり前として考えていた日常の危うさを社会的にも個人的にも強く意識したこと。

相次ぐテロ、アメリカや韓国の政権交代、イギリスのEU離脱、熊本地震と糸魚川大火災、惜しまれるアーティストの死、薬物や不倫による芸能人の転落劇。

しかし何といっても各個人にとって最も基本的な日常とは家族との生活だろう。この家族に突如異変が起こることは誰にとっても最大の日常の崩壊といえるだろう。

最も身近で当たり前だからこそ、最も大事にしなくてはいけないものとしての家族。

そんなことを想起させる二本の映画だった。

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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