ドラマ「 逃げるは恥だが役に立つ」1話からの原作比較 

キャラクター性を浮かび上がらせるドラマでの描写

みくり


全体的に基本設定や出来事がドラマでは丁寧に描かれている。例えばみくりは派遣社員としての契約を切られてしまったわけだか、原作ではその事実が第三者から語られるだけなのに対して、ドラマでは職場で働く様子、そして上司から契約更新がないことを告げられるところまで描かれている。その結果、みくりは能力は高いものの不運なキャラクターとして、ガッキーのルックスの魅力も相まって視聴者がより感情移入しやすくなっている。
津崎の部屋で掃除したり、津崎の高熱時の世話をする様子も、ドラマでは掃除用具を多数持参して隅々まで掃除する様子や、食事を作るシーンまで非常に丁寧に描かれていることで、気配りがきいて思いやりのあるみくりの人間像がよりイメージしやすくなっている。

百合


また百合についても、ドラマでは管理職の立場で働く風景が描かれることで仕事にやりがいを見出している姿が鮮明となっている。また、みくりとの会話や食事シーンのシーンが原作では外のお店内なのに対して、ドラマでは百合の部屋内が多く、二人の仲の良さが自然に伝わってくる。

津崎


津崎についても原作では職場の様子は同僚の沼田との会話の2ページのみだか、ドラマでは職場の仲間とともに納期までに開発を終わらせるべく、会社に寝泊まりしながら働く様子が描かれ、まわりからも頼りにされている描写から、有能で真面目な人柄がつかみやすくなっている。
みくりに対して事実婚の提案をする場面では、原作では家賃などお金まわりをどうしていくかを口頭で話しているだけの描写だか、ドラマではみくりへの給与の支払い金額とそれまでの生活費の比較シミュレーション結果を紙で数枚提示するシーンまで描かれ、津崎の几帳面さを際立たせている。
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この先も不快な描写やキャラクターがなさそうなので、ほっこり癒される作品として、今後もドラマの展開に期待がかかる。

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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