「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」1話 ブチ切れ肯定的話?? 

このドラマの見どころは、主人公である気弱な市役所職員が、職場、家庭、モンスター市民のクレームにストレスを募らせ、とうとうブチ切れ、理不尽な相手を痛快にやっつけるところにあると紹介されている。

確かに様々なクレーマーや自己中な同僚、魚を飼うことで意見が合わない妻との関係性など、今の世相を反映した設定であるが、そのストレスの処理が「ブチ切れ」という手段、しかもかなり短絡的な流れでの爆発で、共感するどころか、その反応も問題ありと思えてしまう流れに思えた。

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最近キレやすい子供や大人の問題性が多々指摘されている。医学的にみると、キレやすい人の原因として、脳の前頭前野が未発達であることと、ストレスや疲労による脳内物質のセロトニンという神経伝達物質の欠乏があるという。

1話の流れだと、ストレスが溜まったら、自分の言いたいことを理不尽な相手に勇気をもってぶちまけて解決しよう!というメッセージにみえてしまう。キレることを肯定し、結局下らないことで苦情をいってくるクレーマーとさして変わらないことをやっているのではと。

市民から苦情、協力的でない職場、意見の異なる妻の中でどう対応していくのか、もう少し丁寧に描けないものだろうか。
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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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