君が僕らを悪魔と呼んだ頃 6巻の感想〜10年後の悠介から再び始まるダークサイドの物語

※1巻からのあらすじと感想はこちら

6巻は悠介が一ノ瀬や環の前から姿を消して10年後の世界を舞台に、新たな展開が描かれています。

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髭と髪の毛が伸び切り、みすぼらしい服装でラーメンをすする変わり果てた悠介が登場し、再び人間の暗黒面が畳みかけるように描かれていきます。

1巻を最初に読んだ時のような衝撃の連続です。

貧困からの子供たちの空腹。

家庭の崩壊。

幼い娘を残しての母親の死。

酒に溺れ、わが子に暴力をふるい、金をせびる義の父親。


愛する高校生の妹が義理の父親に犯される。

泣き叫ぶ末娘。

ひょんなことから他人の家で暮らすことになった悠介の背中に残る強烈な痣。

顔面を正面から何度も何度も殴られた痕跡のある、女性の死体。

恩を売って信頼させた上での卑劣な裏切り。

7巻は10年後の悠介周辺で再び起こる更なる悲劇が展開していきそうです。


人間の暗黒面を描いた悲劇的作品は、ハラハラ感が刺激になるだけでなく、自分の人間性を振り返ることにもつながるので、ちょいちょい読んでます。



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