”君が死ぬ夏に”2巻までの感想~死を追うミステリーとラブコメの軽さが気持ちよい

仲間の死の謎を解き明かしていくミステリーで、浮遊する幽霊が登場。

こう聞くと、何やらおどろおどろし作風を連想してしまいますが、本作品はその対極にあります。

君が死ぬ夏に

舞台はとある高校。

殺され、幽霊となってしまったのは、主人公の高校生、山野智也が中学時代からずっと好意を寄せていた谷川沙希という、美少女です。

幽霊となった沙希は、智也にだけ見える設定として、二人のやり取りが物語の中人軸となっていきます。

そしてこの二人の会話の展開や、絵のタッチがもろに学園ラブコメ調なのです。

この扱っているテーマの重さに対する作風のいい意味での軽さが読みやすくていい感じです!

人間不信から保健室登校となっている少女、公には自殺扱いとなっているものの、他殺の疑いのある西田という女子生徒などダークな面も描かれていますが、基本的にはライト感覚で謎解き、学園内の群像劇、少女たちの可愛らしさを楽しめます。

幽霊となった沙希は 智也の目にだけは制服姿で登場しますが、ウサギのぬきぐるみ(ぴょん吉)の中に幽体となった身を投じることで、他人からも見える身体性・実在性を示してくれます。

これがマスコット的に実に可愛らしく、癒されます。

沙希の手帳を拾った福山というストーカーまがいの男の家に智也が侵入するスパイ大作戦のような展開も楽しませてくれます。

2巻の最後は、西田と沙希の死の謎を追う過程で新たな死者が出てしまうという衝撃的な幕引きとなります。


2018年8月に発売された7巻で既に完結している本作品。

3回ぐらいに分けて最後まで読んでみようと思います。

癒しとワクワク感ですかね。



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