図書館図書館の大魔術師2巻の感想~司書を目指す少年の冒険ストーリー

図書館の大魔術師(2)

生き物は知らないモノを恐れるようにできている。でも少しずつ知らないものを知っていることに変えていくとだんだん知らないモノが輝いてみえるようになるんだ。



2巻冒頭の舞台となっている滝の町ハムセ。

ここでは、地元の民族の他、体格がよく吊り目のラコタ族が暮らしています。

そこへ登場したのが、 尖がった耳をした混血の少年、シオ=フミス

彼は司書になるために本の都アフツァックを目指す旅の途中、この町を訪れていました。

その後も旅を続ける中、様々な民族とそこでの特有の文化に接していきます。

冒頭のセリフはこの少年の言葉であり、この作品の主題ともいえるものです。

彼は旅の途上でさまざまな人々、動物と出会い、見聞きしたことから沢山のことを学んでいきます。

幼いながらも彼の言動に感じられる一貫性と、日々前向きに学びながら困難を乗り越えていく姿が本作品の最大の魅力です。

具体的には、双尾(フルア)という、尾が二つある白いネズミのような生き物が怪我を負っているのを発見した彼のとった行動です。

普段の価値あるふるまいは、仲間を呼び寄せ、苦しい局面で協力を得られますね。



新しいことをしようとすると、人はリスクをキャッチして躊躇し、不安という感情に襲われます。

その時、脳の中では過去の失敗経験が引き出され、「またあの時のように失敗したら・・・」とネガティブ思考が増幅されがちです。

ここで感情に振り回されず、理性的に対処法を考え、新しい体験からもたらされる貴重な経験をポジティブにとらえられるかが大事なんですよね。

こうした未知なるものに対してポジティブな気持ちにしてくれる、ファンタジックな王道冒険ストーリーとして、おすすめです!

司書というテーマ性がユニークなところです。


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