なんと”いほとせBOX”4.5巻が電子版のみ発売~真樹と叶多のその後

※1巻からのあらすじ、感想はこちら

4巻で駆け足かつやや中途半端に完結してしまったと思われたこの「いほとせBOX」ですが、2018/9/25に電子版限定で一つだけのエピソードからなる4.5巻が発売されました。

いほとせボックス45

4巻で腹を切られた真樹と、キサとともに過去世界にいることを選択した叶多のその後が描かれています。

まだ向こうの世界で二人は再会できていないようですが、お互いのことを気にかけています。

叶多は現代と自分のいる中世をつなぐ異次元通路の洞窟を塞ぐべく、自ら僧侶となってそこに寺を建てることを決意します。

4巻最後のコマでの和尚の以下の言葉にここでつながるわけです。

「ご友人がお待ちですよ」
「待たせておけ」
「アイツとは古い古い付き合いだからな」

この顔に傷がある和尚が誰であるかは明白ですね。

青年の叶多が僧侶としておじいさんになっていたわけですから、数十年の時を経た頃といえますね。

改めて1巻から振り返ると、数百年異なる時代が一つの箱を通してつながり、箱の中の中世世界への現代からの干渉が現代に影響を及ぼすというアイデアが秀逸な作品でした。

この二つの時間軸の相互干渉の謎が最大の魅力でしたが、各キャラクター像(特に中世の人)や出来事の意味をもう少し丁寧に描いていた方が、感情移入しやすく、頭を悩まさずにスムーズに読むことができたのでは思いましたね。

次巻が待ち遠しくなるような稀有な作品だっただけに、ここで完結してしまったのが残念でした。


この漫画家さんの別の作品をまた期待したいですね。



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