創世のタイガ 3巻の感想、考察~緊張と緩和の面白さの奥にあなたは何を感じるか?

冒険に満ちた3巻のあらすじ



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※1巻からのあらすじ、感想はこちら

ネアンデルタール人に襲われ、仲間を助けるためにおとりになって住処の遠くへ彼らを誘導した上、敵一人を倒したタイガは道に迷って住処に帰れなくなりました。

この窮地を救ってくれたのがこの地に住まう謎の部族の女

タイガはこの女性がネアンデルタール人に襲われているところを助けたことで、今度は自分が助けられたのです。

言葉は通じないものの、身振り手振りで何とか意思疎通を図り、元の住処までの道案内を頼みます。

ジャングルの中はネアンデルタール人だけでなく、猛獣がおり危険に満ちています。

タイガは道順だけでなく、夜に身を守る術、食糧の調達方法を知りません。

女は長年この地で暮らしているため、自然の中で生き抜く術を心得ているので、タイガは救われます。

彼女は幼い頃から、受けた恩は必ず恩で返すことの大切さを部族の生活の中で教えられていたので、タイガを助けたのでした。

二人はその後、狼の群れとネアンデルタール人に挟まれます。

タイガは機転を働かせて彼女を木の上に避難させて敵同士を戦わせる作戦により、窮地を脱します。

こうして何とか元の生活場所に辿り着いたタイガでしたが、そこには仲間の姿はありませんでした。

残されていたのは激しい戦いの痕跡。

絶望感に包まれながら、タイガは女性の部族の住処へと向かいます。

そこで何と元の仲間と再会します!

彼らは女性の部族に捉えられていたのです。

タイガのことを敵対視する女性の部族たち。

女性はタイガが自分の命の恩人であることを説明します。

しかし、信用できない部族たちは、タイガの戦う力を試すため、部族の一人の男と命をかけた決闘をさせます。

タイガは果たして生き抜くことがてきるのか、、、。

ここで3巻は終わります。

3巻の面白さはどこにあるか?



先の読めない冒険物語はやはり面白いです。

何故面白いのか?

どうやって獣に囲まれたジャングルで夜を明かせばいいのか?

ネアンデルタール人に見つからないようにするにはどうしたからいいのか?

はたして向かう方角は正しいのか?

腹が減ったらどうやって食糧を確保すればいいのか?

未知の世界に突然放り投げられたタイガの降り掛かるこうした不安要素に僕ら読者も感情移入し、緊張に包まれます。

タイガはどうなってしまうのだろうと、、。

当然主人公がここで死んでしまっては物語が終わってしまうので、予想できない形でピンチを切り抜けていきます。

このピンチ=緊張、克服=緩和の連続が予想できず、心地よい間合いでわかりやすく展開していることが面白い!と思わせている本質なのでしょう。

3巻の終わりも、タイガの命をかけた戦いの緊張を保って終わっているので、緊張マックスです。

この緊張は緩和しないことには落ち着けないので、僕ら読者は4巻がでたら即購入してしまうわけですw

3巻から学べること



今僕らが生きているのは、これまで区分けされた領域が相互に接続して、境界があいまいになってきている世界です。

人間と機械(AI)、自国と他国、ネットと店舗、業界ごとの枠組みなどなど。

そこではこれまでの常識が通用せず、先の変化を見越して能動的にトライ&エラーで行動していく力が必要になります。

突然わけもわからず、時間も空間も遠く離れた古代の世界に放り出されたタイガ達の奮闘は、今という変化の時代にどう生き抜くべきかという強烈なメッセージを放っているように思えます。

誰も正解などわかからない。1時間後、翌日に何が起こるのかなど予想だにできない。

でも前に進むしかないわけです。

未知の人物は敵にもなれば味方にもなりえる。

拠り所は自分の考えと行動にしかないわけです。


そう考えて読み進めていくと、更に想像力を刺激され、ますます面白みが増していく漫画だと思いますね。



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