シノビノ4巻感想~含蓄ある4つの名言とは?

3巻でペリー総督を倒した忍びのじいさんこと沢村甚三郎

この4巻では実は男だった月下美人、そのボスの才谷こと坂本龍馬、死神と思われたドイツ人医師のシーボルト、モジャ頭の少年の姿をした岡田以蔵、沖田総司ら後の新選組6人と、一癖も二癖もある新たなキャラクターが登場し、忍びのじいさんとのだまし合いやバトルが緩急をつけて展開しています。

歴史上の人物でもある多数のキャラクター、忍びのじいさんの頭脳プレイやボケ味、忍器と忍術のうんちくなどが魅力の本作品ですが、この4巻では考えさせられる名言が印象に残りました。

※1巻からの感想はこちら

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ありとあらゆる可能性を考えて、頭の中に作り出せ。ありとあらゆる事態を見越して、心と身体を準備しろ。



シノビノ4巻P39より引用

誰しも生きていく過程では試験、面接、大舞台でのプレゼンテーションなど、その後の人生を大きく左右するような大事な日が幾度か訪れます。

そこで大事になるのが、正にこの名言にあるような心構えですね。

大事な局面には必ずそれを左右する他者や対象物が存在するので、そのふるまいのシミュレーションと自分の対応方法の準備が成否を分かちますからね。

実は僕も今週、それはそれは今後の人生を左右するような大事な日を控えています。

そして正にあらゆる可能性を考えて心身の準備を図っているところなのです。

だからこそ、この言葉がとても印象に残りました。


自分自身と戦うってのは、今より良い自分になりてぇからだ。その想いが強いから苦しいんだ。



シノビノ4巻P69より引用

ブログを書く行為って、こういうことだなと思ってしまいました。

自分との戦いです。

より魅力的な記事を書いてアクセスをアップしたい、もっと稼いで自分の可能性を広げたい。

時にはいいネタが見つからなかったり、文章を書くのに行き詰ってしまったり、結果がついてこなくて悩んだり。。

試行錯誤の連続です。

明日はもっといい自分になりたいという想いが強いからこそ、苦しむわけです。


ヒトもアリも変わりは無い。でもいつ死ぬかだけかは計算できん。・・・だったら生きちゅう間は、生命をこじゃんと楽しまねゃ・・・損ぜよ!



シノビノ4巻P93より引用

このセリフの前に展開するストーリーからの流れがインパクトあります。

小石をある村に流れる川の上流に置いたと。

村はこれまでこの川の水を利用していた農業で栄えていました。

ところが一つの小石によって水の流れか変わると農作物の出来に差が生まれ、村人の不満と対立が起こり、村は滅んでしまった。。

この話をしたあとの坂本龍馬のセリフなのです。

諸行無常です。

国も組織も、家族も友人関係も、この流れの中に存在します。

流れは何がトリガーとなって変わるかわかりませんね。

怖いのは一度流れが悪い方に変わると、逆らえないほど大きなうねりとなって、人心を惑わしていく点です。

業績が急激に傾いた会社で上司と部下、部署間の人間関係が悪化していったことを思い出しました。

このトリガーとなることは完全に予想することはほぼ不可能なので、大事なのは今この時を精一杯頑張り、楽しむことだと。

それが未来の好ましい流れも生むわけです。

そういうメッセージのセリフですね。


生物が一番力を発揮する時・・・それは・・・死の直前まで、追い詰められた時さ。



シノビノ4巻P106より引用

逆にいうと、人は本当に追い詰められるまで潜在能力を発揮しないということですね。

だいたい人のマインドには現状維持バイアスがかかっているので、新しいことをなかなかしようとしないものです。

未来の心配が先立つからです。

いつ死ぬかわからないわけですから、まあいっかで時間をスルーせず、日々の一瞬一瞬を大事にしていきたいものですね。

年を取れば取るほど、時間の大切さが身に染みてきます。


次の5巻では、新選組6人とじいさんの攻防が期待できそうです。

※その後発売された5巻の感想はこちら



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