ブルーピリオド各話ごとのあらすじ、感想、響くセリフはこうです

高校を舞台に、絵の世界とは無縁だった学生がある美術部員の不思議な絵をみたことをきっかけに、超難関の芸大受験を目指していく姿を描いた漫画です。

20180531173709159.jpeg

各話ごとに読みどころを紹介します(一部ネタバレ)。

1筆目〜絵を描く悦びに目覚めてみた



仲間と朝までスポーツBARで騒ぐ生活を送っている矢口八虎(やとら)という高校二年生が主人公。

遊んでばかりいるが、仲間と違って勉強はできるこの男。

ある日学校でタバコを取りに美術室に入ったところ、一枚の絵を目の当たりにしてその色の不思議さに魅了される。

そして美術の授業。

先生の言葉にも矢口は何かを感じる。

美術は面白いですよ 自分に素直な人ほど強い 文字じゃない言語だから



その後再びスポーツBARにて騒ぐが違和感を感じる。

このセリフがその違和感を表している。

他人の努力の結果で酒飲むなよ・・・これは俺の感動じゃない



美術の授業で与えられた「私の好きな風景」という課題に対して、矢口はスポーツBAR帰りの朝の静まった渋谷の風景を見たままに描いてみることに。

意外にもこの絵が周りの人に少し注目されたことで、矢口は初めてちゃんと人と会話できた気がしていた。


矢口が自分に目覚めるきっかけを描いた導入部ですね。
人生の転機は得てしてこうした偶然の出会いと、何かを新たに自分でトライしてみることから始まるものです。
そのためには外界にアンテナを張ること、行動を起こす勇気が必要です。


2筆目〜有意義な時間



美術の先生にも、渋谷の朝を表現した寒色系を混ぜだ青い色を褒められる矢口。

先生から日本一受験倍率の高い芸大絵画科のことを知る。

矢口は趣味でなく、ガチで絵を描く意味があるのかを自問。

見よう見真似で教室や自宅からの風景を描いて美術の先生に見せてみる。

そこで初めて色彩遠近法、斜投遠近法など8つの遠近法のことなどを教わる。

進路の相談すると、先生はこんなことを言う。

好きなことは趣味でいい これは大人の発想だと思いますよ

頑張れない子は好きなことがない子でしたよ

好きなことに人生一番大きなウエイトを置くのって普通のことじゃないでしょうか?

好きなことをする努力家はね 最強なんですよ!



矢口は先生との対話から心に火がつき、美術部への入部と芸大一択受験を決意することになる。


夢中になれることをいかに早く見つけ、そこに全力投球できるか。
人生で幸せになる法則は、このシンプルな一文に凝縮されているのではと思い起こさせる展開です。


3筆目~全然焼けてねえ



矢口はさっそく美術部で部員とともにデッサンを学び出す。

対象物の光と影、構図のことを教わる。

上手い人はそれをそれらしく、見せる情報を選んでいるとの先生の言葉にはっとさせられる。

そして家で何枚も絵を描く。

両親はそんな矢口の変化に気がついていた。

矢口が描いたデッサン30枚を見て、先生はこう言うのだった。

ただ量をこなすだけじゃない 全ての絵から完成させる強い意思を感じます!



人は変化して成長していく時、多くの人との出会いがあります。
矢口の場合、美術部の先生や先輩が矢口の良さに気が付き、後押ししてくれています。
しかし世の中の常としてネガティブな出会いもあります。
いわゆる敵との出会いです。一見ネガティブな敵は、自分の成長を促してくれる稀有な存在ともいえます。
はたして今後、どのような敵が矢口の前に立ちはだかるのでしょうか。


4筆目〜マジ神じゃない



矢口は進路を油絵科に定め、先生の勧めもあり冬季講習に貯金をはたいて通うことにする。

画材代も含めて10万円の出費で臨む。

講習の課題は石膏像を2日間で描くというもの。

そこで目にしたのは、同じく初めて石膏像のデッサンに臨み、圧倒的クオリティで描き上げた高橋世田介という風変りな男。

矢口講習の帰り道の駅ホームで高橋に偶然会う。

そして心の中でこうつぶやく。

だったら天才と見分けがつかなくなるまでやればいい




今後芸大を目指していくストーリー展開で、彼は矢口のライバルとなっていくのでしょうか。

※その後発売された2巻の感想はこちら



関連記事

Comments 0

Leave a reply