おひ釣りさまの感想〜女性主役のトレンドはついに釣り漫画にも

テン年代以降、人気映画の主人公が男性から女性に置き換えられることで新たな視座と人気を獲得していますね。

「アナと雪の女王」、「スターウォーズ」、「ワンダーウーマン」などです。

競馬場、ゲームセンターなどのスポットや肉体・体力勝負のスポーツではテン年代以前から、男性から女性への広がりという流れが続いています。

釣りという活動も、もともとは男性率90%以上のもので、この釣りを題材としたコンテンツも主人公は決まって男性でした。

最も有名なのが「釣りキチ三平」と「釣りバカ日誌」ですね。

これに対して、漫画「おひ釣りさま」はOLである20代の星羅という独身女性が釣りの主人公なのです。

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会社では美人ながら寡黙でプライベートの生活を自ら明かすことのないやや謎めいた女性の星羅。

彼女は休みになると、様々な海、川、池と場所を問わず、一人釣りに出かけていくのです。

10ぺージ強のエピソードごとに1魚種、1釣り場という構成で、ターゲットの魚、仕掛け、釣り方のリアルなうんちくが語られていきます。

ブラックバス、鯉、ニジマス、シーバス、サバ、カサゴなど、釣り経験者にとってはおなじみに魚が次々と登場します。

このあたりの描写は著者自ら体験して書かれているので、経験者にとってはあるある話、未経験者にとっては釣りに行ってみたいと思わせるような釣りの醍醐味を堪能できる内容です。

14-15話では星羅の幼少期の回想話として、なぜが釣りを好きになったのかが語られます。各話の最後で星羅は決め台詞のように「悦っ...たまらん!!!!]とつぶやくようになった由来もわかります。

こちらに釣りの記事をアップしていますが、僕は幼少期、海に徒歩10分の土地に住んでいたこともあり、釣り歴は長いです。あくまで趣味にたしなんでいる程度なので、さほど本格的なことはしませんが、この漫画に登場する魚は大抵釣ったことがあります。

釣りの魅力はあげればきりがありません。

  • ターゲットに合わせ、道具・餌・ポイント・波などをどう見極めるかという戦略性
  • 竿、リール、ウキ、ルアーなどの道具を使いこなす面白さ
  • あたりがあってから釣り上げるまでの魚との駆け引き
  • 魚がかかった瞬間の緊張から釣り上げた瞬間の達成感、安堵感からの喜び
  • 釣り上げてから食するまでプロセスの楽しみ
  • 食べた時のおいしさとその背景から生まれる喜び


遊びの面白さの要素を非常に多く包含していることがわかります。

これらの遊びの面白さは男女共通です。

ですから男性から女性にも広がっていくのは当然の流れですね。

元々ほぼほぼ男性100%の世界だったことにはいくつか理由がありますね。

  • 海や川という自然相手で大きな身体
  • 的負荷と危険が伴う
  • 餌や魚の匂いが気になる
  • 長時間炎天下にいるため日焼けする
  • ファッション的な問題
  • 社会的な男女間の役割の問題


しかし、技術が進歩し、社会規範が変化していく中で、上記の課題はどんどん小さくなってきています。


今後この漫画のように、一人で釣りを楽しむ女性がもっと増えていくのでしょう。




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