"君が僕らを悪魔と呼んだ頃"のあらすじと感想~自分探しの中に潜む闇 

あらすじ(一部ネタバレ)


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冒頭、古びた教室にて、ナイフを握りしめた血だらけの左腕の描写。

これは記憶をなくした高校生、悠介の過去の悪魔のような仕業を暗示しています。

記憶をなくしてからの悠介は、ウブで善良な男性生徒の行動をとっていますが、どうやら過去に鬼畜まがいの沢山の非道な行いをしてきたことが明らかになっていきます。

ある日、過去にいじめていた生徒から復讐され、大怪我を負います。

そして悠介が恋人のといるところに現れたのが、親友と称する会澤という男。

この男が曲者です。

クールなルックスで、手のひらには過去に悠介からの暴行による半径1cm以上はありそうな大穴が空いているのです。

何でも悠介に過去のことを思い出させるために現れたと。

そして二人は会澤の提案で、会澤が悠介を復讐者から守る代わりに悠介に過去を思い出してもらうことを約束します。

二人はリムジンに乗って山奥のある場所に向かいます。

そこは悠介の過去の唯一の記憶である、ナイフをもった血だらけの左手が思い出される場所だったのです。

そう、漫画冒頭のシーンの場所です。

そこで会澤は悠介に対して牙を向けるのです。

恋人の環を脅しの材料として、究極の選択をつきつけます。

会澤の狙いは何なのでしょう。犯罪ともいえる脅し行為をしてまで悠介の記憶を取り戻させようとする意図とは?

感想



ファンタジーと実話が融合したような話ですね。

舞台は普通の学園。

昔、不良だった頃の記憶をなくした少年。今は純でドジな面が目立ちます。

突如現れた昔の親友。

ここまでなら実話と言われても違和感がありません。

しかし、いじめで手のひらに直径1cm以上の穴が空いている少年とか、女性を辱しめる極悪非道の脅し行為などは、ファンタジー色が強い展開です。

すっとぼけたようなギャグ描写があったと思っていると、上記のようなホラー・サスペンス色が徐々に強くなっていきます。

  • なぜ悠介の過去の記憶はきえてしまったのか。
  • 悠介の人格はどうして変わったのか。
  • 会澤の狙いは何なのか。
  • 会澤の脅しは今後どこまでエスカレートしていくのか。
  • 悠介と環の関係は今後どのようになってしまうのか。



これらの謎に惹きつけられる漫画です。

※その後発売された2巻のあらすじと感想はこちら


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著者の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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