バカレイドッグスの感想〜ブラックジャック×ダイナーと思ったら実は...

2017年10月、ヤングマガジンで連載が始まり、先日2/6に単行本1巻が発売された本作。

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腕のいい闇医者が主人公の話ということで現代版ブラックジャックかという思いで読み進めました。

あくまで治療費というお金の前払いというルールに忠実に、困難な治療を難なくこなす闇医者、犬童辰次

高額な治療費を要求し、金を払わない客は、目の前で生命の危機があろうと一切手を下さない。

闇社会に関わったことで落とし前としてヤクザに腕を切断され、その腕をピラニアのいる水槽に入れられた男。その彼女の依頼で腕の接合手術が行われる。

愛人だったヤクザとともに薬で逮捕され、自分だけ実刑を免れた後、世話役としてやってきたヤクザの弟分の子供を身ごもってしまい、30週経過の中で中絶手術を依頼する女。

壮絶な描写が続きハラハラものです。このあたりのグロさややばさはブラックジャック以上です。

そして読み進めていると、あることに気がつきました。

このブログの前回の記事にあげた「ダイナー」という小説原作の漫画と舞台は異なりますが、裏社会に捕まった若い女が売られて働かされることになり、次から次へとヤバい連中が訪れてくる展開が似ているのです。

ダイナーの舞台がレストランだったのに対して、こちらの作品は病院というわけです。

しかし1巻最後の方まで読み進めていくと、ブラックジャックともダイナーとも全く異なるこの闇医者のバックストーリーが展開され、それまでのハラハラとは異なる心温まる感情が呼び覚まされます。

この闇医者、犬童辰次とともに病院で働く弟と、その母親との生い立ちにまつわる話です。

どんな話かはネタバレになるので書きません。続きは単行本でどうぞ。


ヤバいものを見たときの強烈な鼓動とともに心温まる感情を想起させる二面性をもつ漫画といえますね。

※その後発売された2巻のあらすじと感想はこちら



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