脳と心のメカニズムを知ることは、自分をうまく制御し方向づけることになる 

FeBeで先日聴いたオーディオブックがこちら。

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スタンフォードの自分を変える教室」/ケリー・マクゴニガル著

この本での最大の気づきは、何かに興奮した時に放出される神経伝達物質であるドーパミンは、幸福をもたらさないということ。

ドーパミンはあくまで達成時の報酬の予感を脳が感じ取った時に分泌されて快感を感じさせるものとのこと。

それが本来の理性的判断で自分がやるべきこと、自分に合ったこととは別の次元で、刹那的な快楽にはまらせてしまうことがあるということです。

他の人に餌をちらつかされてあることに長年夢中になっていき、しばらくしてある時、その報酬が途絶えたらどうなるでしょう?

その人は自分のアイデンティティをもてないまま、呆然自失となってしまう可能性があるということです。

具体的には子供をやる気にさせるために、本人が本当は望んでいないこと、適性のないことに、お小遣いなどの報酬でやる気を出させてしまうことなどです。

逆に人の満足や幸福をもたらすことの鍵を握っている神経伝達物質はセロトニンといいます。

朝の散歩、瞑想などにより、こころを穏やかにして、無の境地になることで放出される神経伝達物質です。

これにより、ストレスホルモンを減らし、治癒反応や弛緩反応が起こるのです。

やっかいなのは、このセロトニン放出時に人は特別快感は感じず、その効果がわかりにくいということです。

継続していくことである日、ストレスが減り、自己制御力がついている自分に気づくのです。


もちろん、ドーパミンによるやる気と興奮は人間に必要なことです。薬物乱用でドーパミン放出機能を失ってしまった人が、薬物を求めなくなっただけでなく、全ての物事への意欲を失ってしまった事例がこの本にも書かれています。

こうした脳のメカニズムをわかっておくと、その時の自分をより客観的にみることができるようになることを実感しています。

自分がわくわくしたり、興奮したりしているとき、あるいはひどく気分が落ち込んでいるときに、なぜ今自分はどういう気分なのか、そしてどう対処すべきかが自ずとわかっていき、よりうまく自分と付き合うことができるのです。

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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