「モブサイコ100」の魅力とは 

「ワンパンマン」で一躍有名となった漫画家ONE先生の第二弾のアニメ化作品。独特の簡素なタッチの絵のため、読者・視聴者を選んでしまうが、ギャグのセンス、ストーリー展開、キャラ設定など、凡人にはない才能を感じさせる。Googleトレンドをみると、ONE先生の出身地新潟を筆頭にアニメ化で関心が急激に高まっているようだ。都市別では3位にさいたま市がきているのは興味深い。

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オープニングのファンタジー色の強い怪物がうごめく異世界でのバトルの描写から一転して日常シーンへ。そして除霊として荒唐無稽な値段設定のメニューの提示。このギャップの展開が一つこの作品のギャグの特徴だ。除霊相談できている相手に除霊で顔が元どおりになるはずだと畳み掛けるシーン、現場へ向かう途中、オーバーアクションで霊気を感じると指差した先が、実は依頼元のビルの隣だったというオチなどかなり笑える。そして、ゴキブリに驚いてジャンプしたら天井に頭が刺さって亡くなった人の霊が出るという笑えるセリフを大真面目に言う。更に次の悪霊の設定でも、トンネルでバナナの皮に車輪をとられて転倒し死亡した暴走族というギャップで笑わせてくれる。そして、一見強そうな元暴走族のリーダーも、モブの超能力で倒され、とってもプリティな姿にされてしまうというオチ。締めくくりは、「師匠、何で何もしなかったんですか」というモブの素朴な質問が霊元の急所をつく展開で1話の幕を閉じる。
このギャップによる笑いは2話以降も続く。冒頭から、肩の呪いをとくという霊元の治療に対し、あっさりモブが「マッサージ代は40分コースで3800円です」とネタバレするオチ。そして悪霊匂い嗅ぎをあっさり倒した後、モブの「入部します」という宣言の対象が肉体改造部というギャップによるオチの笑い。(笑)は決して怪しい団体ではありませんからといいいつつ、どこから見ても怪しい集会の様子というオチ。

そしてこの2話〜3話の特筆点はモブの内面が垣間見られることだ。つぐみちゃんへの恋心と、勉強や運動、空気読むことが苦手で超能力以外取り柄がないモブの苦悩だ。この先の展開が期待される。

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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