最愛の姉を遠隔操作して巨大生物と戦う!ふたりぼっち戦争のあらすじ、感想 

先月1巻発売されたばかりのジャンプSQ.連載作品です。

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あらすじと感想はこんなところです。

あらすじ(ネタバレ含む)


冒頭のページ。乳飲み子を抱く母親。家族の無償の愛こそ最も強い絆であることが描かれている。

舞台はニューヨークのマンハッタン。上空に奇妙な複数の巨大生物イドラがビル街を破壊している。

10年前、突如現れたイドラが人類を滅ぼそうと、破壊と殺戮を繰り返す中、人類側は遠隔操作で動かす生体兵器、アルカナを開発した。

アルカナは特殊な神経伝達装置を用いて、ラジコンのように実際に敵と戦うユニットを人が遠隔操作するのだ。

5歳の頃、交通事故に合い、車椅子生活を余儀なくされたイリア少年(9歳)は、ある日、イドラに襲われたところをアルカナの第一号であるアベンジャーに救われる。

そして間近でイドラに対して勇敢に戦いを挑むアベンジャーの姿に魅了される。

この遠隔操作する戦士になるためには適正試験は、身体障害者でも応募可能と知ったイリア。彼は、車椅子生活というハンデを乗り越えて、見事この遠隔操作する戦士になるための試験にパスする。

試験に合格し、歓喜するイリアはその直後、衝撃的事実を知らされる。

適正試験で遠隔操作していたユニットの正体は、なんとこれまで自分の面倒を見てくれている最愛の姉アンナだったのだ。

アルカナのユニットとは、敵であるイドラの細胞を人間の脳に移植後、微弱な電流を流すことで人間が半イドラの状態に変化したものだったのだ。

イドラの急所である心臓は人間の兵器では破壊できなかったことから、人類が新たに編み出した対イドラ兵器がこのアルカナだったのだ。

イリアの姉アンナは、自らはユニットとして、イリアが遠隔操作をする戦士になることに同意していたことをイリアに打ち明ける。

それがイリアの強い希望だったからだ。

アルカナの状態で敵に身体を傷つけられても、帰投後の再生治療で元に戻るが、首の切断、脳の破壊、心臓貫通には耐えられない。

つまり、アルカナで戦うアンナ、常に死と隣り合わせなのだ。それも弟の操縦次第で。

改めて強くなる決意をするイリア。

その後、新たな敵の出現に、イリアと同じように兄弟でアルカナとして戦う、知り合ったばかりのメーデルが挑む。

しかし、アルカナのユニットとして実際に敵と相対して戦うメーデルの兄は、一瞬の隙を突かれ、頭部を串刺しにされ、絶命してしまう。

それを目の前でみていたイリアは、姉の未来を心配し、恐怖にかられるのだった。

感想、考察


1巻を読み終わって感じた想いを整理していると、以下の4点になります。

ウルトラマンっぽい


言うまでもなく、未知の巨大生物が地球を破壊し、人類に危機をもたらす中、人間ではない何者かが救うという世界観とストーリーの骨格がウルトラマンそのものです。

この先も新たな敵が続々と襲い掛かり、人類はその度に新たに危機を迎える中、どう戦っていくのかという点が今後の一つの見どころとなりそうです。

エヴァっぽい


上記加え、弱い立場にある少年が神経系でのつながりを介して巨大な人間ではないものを操って巨大生物と戦い、人類の危機を救っていく。その中で、自身も精神的に成長していく展開がヱヴァンゲリヲンそっくりですね。

理由は異なれど、戦うことに苦悩、葛藤し、成長していく主人公イリアの姿はシンジくん彷彿とさせます。

ダークながら繊細で美しい絵が素晴らしい


これは中身をみていただくしかないですが、人間やクリーチャーのデザイン、動きの描写、背景の絵がシャープで、SFの世界観とも相まって、非常に繊細で美しい仕上がりです。

SFの世界観で純粋な姉弟間の愛を描いているのが新鮮


SFでは親子間の葛藤や愛、異性との恋愛がサブストーリーとして描かれているものがほとんどです。

姉弟間の愛情を描いた作品となると、少し怪しげな少女漫画が多い印象です。

SF、未知の巨大生物とのバトル、少年の成長物語ときて、姉弟の純粋な愛情を組み合わせて描いているところが新鮮ですね。

この先、どんな危機が訪れ、イリアとアンナはどのように成長していくのか、新たにどんな謎が登場していくのか目が離せません。


おまけとして〜遠隔操作はどこまで実現できているか



ちょうど本日から幕張メッセで開催されているCEATEC JAPAN 2017のKDDIブースで出展されていた遠隔操作ロボットがこちら。

操作者はグローブを通して遠隔操作しているロボットが手に取ったものの感触を味わえるとのこと。

想像力に現実が追いついていくのにあと何年かかるでしょうかね(笑)。





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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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