"経済は地理から学べ!"を聴いて〜なぜ地理は歴史より圧倒的に人気がないか 

昨日に引き続きオーディオブックをもとに書きます。

こちらは直近で聴いたオーディオブックです。

「経済は地理から学べ!」著者 宮路秀作(代ゼミ講師)

2017092918153139f.jpg


世界の様々な地域の特徴を地理の観点に加え、歴史、経済など複合的視点から読み解いたもので、自分の視座を広げてくれるブックでした。

こんな内容が書かれています。

なぜイギリス料理はまずいのか



もともと土壌に腐食層が少なく、じゃがいもぐらいしか育たないこと。それに加え、政治的に支配層となったジェントルマンが質素な食事をすべしという価値観をもっていたこと。

そして家事に従事するサーヴァント制度に基づき、若者が自宅を離れ、他の家庭で料理を担当していたこと。

これらを背景に料理文化が花開かず、現在に至っている。

なぜインドでIT産業が栄えたのか



インドでIT産業が発達したことには3つの理由がある。

アメリカとの12時間の時差を利用し、効率的にソフト開発を進められること。

イギリスの植民地だったことで、英語が準公用語として普及していること。

IT産業にはカースト制度の縛りから逃れられるチャンスがあること。

世界の自動車産業はなぜメキシコに注目するのか



低い労働賃金水準、北米、中米、 南米と地続きであること、世界45カ国以上と自由貿易協定を締結して世界マーケットに開かれ、米国への輸出に関税がかからないこと。

この3つの要因があげられる。

なぜ地理は人気がないのか



上記のブックや同じく日本各地の特徴をタモリさんが解明していく「ブラタモリ」は面白く、人気です。

でも勉強としての地理は歴史に比べると圧倒的に人気がないです。

なぜか。

歴史と地理の違いは何かと考えると、主となる視点の違いにあるように思いました。

歴史が主に時間軸で事象を捉えるのに対して、地理はその名の通り、空間で捉える。

歴史には必ず人の時間軸をふまえたストーリーが絡んできます。そこには熱い人間ドラマが登場します。

だから人の心を捉えるのだと思います。


それに対して、学校で教える地理は、空間で起こっている点としての事象を解説するにとどまっているから、ワクワクしないのだと思います。

地理的事象を時間軸での人間ドラマとして捉えて教えていけば、もっと人の心を捉えられるのではないでしょうか。

関連記事


著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

こちらからフォロー、継続購読していただけたら、嬉しいです。


follow us in feedly

Comment

Add your comment