マイホームヒーローはめちゃ面白い!〜頭脳戦×完全犯罪×家族愛のストーリー:あらすじ、感想、考察 

先週9/6に1巻が発売されたばかりの漫画「マイホームヒーロー」。

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表紙に描かれた悩ましげなネクタイ姿のヒーロー像に興味をもち、読んでみたところ、最初から怒涛の展開で一気に読んでしまいました。

ヒーロー作品といえば王道のカッコ良く強いイケメンヒーローか、一見ヘタレ系で秘めた力のあるヒーローに二分されますが、本作品は後者の部類です。

刺激的なハラハラの展開を求めているお父さん世代にオススメです!

あらすじ



大学生の一人娘、零花を激愛する中年サラリーマンの鳥栖哲雄。大のミステリー小説好き

零花の娘の生活が心配でならない。ファミレスで会うと娘の顔にある痣を発見。

原因を探るべく、零花のマンションに侵入して男の気配がないかを探っていると、まさに娘と付き合っているヤクザのような男が部屋に入ってきてしまう。

なんとその男、哲雄がマンションに来る途中に絡んできた男だった。

哲雄はとっさにクローゼットに隠れ、絶対絶命の中、部屋にあった家電でこのヤクザの後頭部を渾身の力を込めて殴り、意図せず殺してしまう。

ここからが大変。

その直後に娘のマンションを訪れた妻に事情を説明し、二人でこの死んだヤクザの男の死体を始末することにする。

ここで活躍するのが哲雄のミステリーの知識。なんと死体を解体し、バイオの力で分解しようとする。

やっかいなのは、死んだヤクザの仲間が不審に思い、この家族の挙動を監視し始めること。

ヤクザ仲間との駆け引きの応酬と、ヤクザの彼氏が父親に殺されたことなど全く想定していない娘とのやり取りが極めてスリリングに展開していく。

一巻のあらすじはざっとこんな流れです。もう無茶苦茶面白いです。同じ一人娘をもつ親の身としては、主人公の気持ちに共感してしまうわけです。

かといって、殺人と死体解体までは絶対できないですが。

ここに注目!



1巻をふまえた今後の注目ポイントは二つあります。

「デスノート」を彷彿とさせる頭脳戦



サラリーマンの哲雄は肉体的には弱小です。事実、零花のマンションを訪れる直前、怪しい男を追っている中、キャバクラの店員にボコボコに殴られ、全裸の写真まで撮られてしまいます。

弱くて情けないほどです。

しかし、娘の身を守るためなら、ヤクザの敵に立ち向かっていく勇気は持ち合わせいます。

そして長年ミステリー小説を愛好し、自ら執筆も手掛けている中で養った膨大なトリックや殺人方法などの知識と知恵があるのです。


家族愛


哲雄のもう一つの武器が家族への愛情です。なりふり構わない感じが読者の感情を刺激します。

どんな自己犠牲を払ってでも救おうと思えるのは、子供に対してだけという考えは、親ならば共感できるものでしょう。

また、娘のためとはいえ、殺人まで犯してしまった自分に対し、動揺せずに協力を申し出てくれた妻とも固い絆で結ばれている姿が描かれています。

この<肉体的弱小さ×ミステリー知識と知恵×家族愛>でヤクザと知恵比べをしながらどう生き抜いていくかというスリリングな展開が、日本のサラリーマン男性に共感を呼ぶ要素となりそうです。



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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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