"Pokémon GO"の社会現象化について 

本日、日本でも満を持してリリースされた"Pokémon GO"。
とにかく老若男女、家庭でも会社でも、話題を独占中である。2016年度のヒット商品No.1は確実だろう。

ポケモンはもともと日本発で数兆円規模という最大の市場を作り出してきたIPであったが、更に裾野を広げ、ネットワーク効果で一気に世界で社会現象化した感がある。以下、社会現象化の仮説としての要因を挙げてみる。

・これまでのポケモンはゲーム専用機や子供向けテレビアニメというユーザが限定されたプラットフォームでの展開だったわけだか、スマホという世界共通で正に今が旬のプラットフォームで展開された。その結果、これまでのポケモンファンがインフルエンサーとなり、ポケモンをよく知らない人にまでネットワーク効果で広がった。

・スマホARゲームということで、これまでのポケモンファンに新たに現実へオーバレイされたポケモン世界の楽しみを提供した。

・イングレスが切り開いたスマホARゲームの世界をベースに、多様な可愛らしいキャラクター性を付加することで、あらゆるセグメントのノンユーザーに抵抗なく受け入れられた。

・収集したキャラクターの魅力を媒体に、現実世界での大人同士の会話のネタを提供した。

・スマホARゲームということで、街歩きを通して現実の各種スポートを再発見する楽しみを提供した。

・各種店舗と提携することで、ポケモンというデジタルデータだけでなく、現実のベネフィットを提供した。


これまでインターネットは巨大な仮想世界のマーケットを生み出してきてわけだが、2015年以降は、各種センサーが現実世界の情報をネット上に吸い上げ、インテリジェンスを介して現実世界にフィードバックして拡張現実の世界が広がっていくはずだ。

"Pokémon GO"の大ヒットは、このトレンドを象徴するものといえるだろう。

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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