方南町のお化け屋敷〜オバケン 畏怖 咽び家 恐怖の体験記 

2017.6.23にオープンしたばかりのオバケンお化け屋敷シーズン5。その名も”畏怖 咽び家"。

中野区方南町にある古い一軒家を使ったお化け屋敷です。

これまで2012年のシーズン1から毎年、世界観、ストーリー、演出を変えて展開されてきています。

オバケンとは



オバケンとはこのお化け屋敷の創立者であり、そのプロデュースや監修を担当しているホラープランナーの名前でもあります。シーズン3からのプランナーは吉澤ショモジさんが担当されています。

この畏怖 咽び家は新感覚ミッションクリア型恐怖屋敷というコンセプトが他にないユニークなフォーマットです。別の言葉で言うと、リアル脱出ゲームとお化け屋敷を掛け合わせたような立て付けです。

このオバケンの公式サイトを開けてわかるのは、その世界観、ストーリーをとても大事にしていること。

シーズン5では4つの章から構成され、それぞれ期間を開けて展開されて、順次そのストーリーが明らかになっていきます。

ハマる世界観設定



今回体験したのはその第1章。"畏怖との遭遇"と名付けられ、格安物件を見つけ内見のため現地に足を運ぶ設定です。

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事前情報で、この屋敷には人を殺害した凶悪犯がいることがわかっています。この殺人鬼に気づかれぬよう、この家で提示されるミッションを同行する仲間とともにクリアすることが目標となります。

ちょっと待った!!!

住む物件探していて、そこに殺人鬼がいることがわかっているのに何で内見するんだ?!

それはそういうことになっている作り物のファンタジーだからです(笑)。お化け屋敷は嘘のオバケであることは皆わかっていながら、その恐怖と安堵の時空間を楽しむために訪れるのだから、これでいいのです。

逆に本当にお化けや殺人鬼が登場したら楽しむどころか誰も行きません。この安全なんだという信頼がある上での恐怖体験だからこそ、人は魅了されるのです。

さて、公式サイトを見ると更にこんなことが書かれています。

殺人鬼から隠れろ!
殺人鬼の行動を観察しろ!
家の中を調べろ!
殺人鬼に見つかってしまったら仲間に救出してもらえ!

ここまででもう頭の想像力が暴走を始めます。

「リアルの人の殺人鬼ってどんなだよ!」
「どんな行動パターンなんだ??」
「どこに隠れればいいんだ?」
「殺人鬼に見つかったら調理場に閉じ込められる?どんだけ怖いんんだよ!」

はい。それで私は好奇心を抑えられず、足を運んでみることにしました。

方南町という立地



今回方南町には初めて行きました。丸ノ内線なんですが、この駅の立地を選んだことがまた絶妙だなと思いました。この路線図をみてください。中野坂上から路線が分岐し、その終着駅にあるのです。

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この殺人鬼のいる屋敷を訪れる世界観にとても合っていますね。実際、方南町のホームを降りて歩いている途中から、景色が何やらファンタジックに染まっていく感覚をもつのです。


で、実際どうなの?



屋敷に到着し、説明を受けてから中に入ります。

脱出までの正味の制限時間は30分ほど。4名ぐらいが楽しむ上での最適とのこと。

多すぎると隠れるのが大変そうですし、殺人鬼に見つかってしまった場合を考えると、二人とかは勘弁してくれという人数ですよね。

ネタバレになるので全てはここに書かない方がいいと思いますが、結論からいうと、すごく怖く、仲間との「共感」による満足、謎解きを絡めた恐怖体験が他にはないユニーク性を味わえます。

五味さんの「お化け屋敷になぜ人は並ぶのか」という本にも書かれていましたが、謎解きに力を入れすぎると人の心は恐怖とは別方向を向いてしまう傾向にあります。その点このお化け屋敷での謎解きは、恐怖と不安の感情を損なわない難易度と、今回の世界観やストーリーに合うような内容に絶妙にチューニングされていると思いました。

謎に関係しないいくつか特徴的な要素、演出だけ書くと、こんなところです。

  • 隠れる場所は狭いですがいくつかあります。
  • 二階建てで部屋は数カ所あり、最初全てには入れません。
  • 隠れていると本当に殺人鬼が目の前にまで迫ってきて恐怖を感じます。
  • 耳と目を澄ませましょう。
  • 部屋はかなり古く、暗く、恐怖感を増長するアイテムも配置されています。
  • 仲間の一人は本当に殺人鬼に捕まると思います。


想像力がとまらなくなったら、行ってみましょう。話のネタとしても非常に楽しめ、同行した仲間とはいつまでも語れる貴重な体験になるはずです。

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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