”過保護のカホコ”〜相手役との絡みからみえたドラマのメッセージ 

文字どうり、過保護に育てられている大学生、カホコが主人公の物語。

1話を視聴し、思うところは今の社会の問題に通じるこんなところです。

心配性で過保護な母親と娘


大学生になっても何でも子供の行動の先回りをしてしまう母親。

それが子供のためであること、あふれる愛情の証であることを疑わない。いかに子供の自主性を奪ってしまっているかなど、思いもよらない。

冒頭、過穂子の就職面接にあたっての親子での模擬練習シーンのやり取りはこうでした。


泉「あなたの長所と短所を教えてください」
過穂子「はい。え〜長所は、いつも明るく元気で、どんなことにも一所懸命に取り組むことだって、両親はいってくれてます。短所は・・・」
泉「あたしならこういうなあ。ちょっと頑固な面があって、納得しないと行動できないところです。」
過保穂子「あ、あ、いいねえ。過穂子もそうする」
泉「じゃ、書いて」




いやいや、やばすぎですね。

過穂子さん、あなたの自己認識を聞いているであって、両親の意見は聞いてないですよ。

泉お母さん、あなたには質問してませんよ。娘さんの面接でしょ。

過穂子さん、親に言われたことを答えるのではなく、あなたの考えを整理して答えないと。あなたは親のいいなりのロボットですか。



過保護はふつうだって。他の家の子よりちょっと愛されているだけで。



第1話 過穂子の母、泉の台詞より

子供にわからないことが沢山あるのは当たり前。そこで答えという名の親の価値観や考えを押し付けてしまっては、何も自分で考え判断できない子供になってしまいますね。

このまま過保護さんみたいな子供が社会にでて、更には結婚、出産、子育てに突入してしまったら、どんなことになるか。

まわりの人は困ってしまいますね。
201707151202535aa.jpg


過穂子に共感してしまうその素直な一途さ


1話の後半。過穂子のティッシュ配りで見せた素直さ、一途に頑張るシーンは別の感情を生み出しましたね。

過保護に育てられ、そのまま大人になってしまった人の中には、自己中で他人の意見に目もくれない困った人も多いです。

しかし、過穂子はとても素直で一途。自己主張は逆に弱く、他人への気遣いもできる明るい子ですね。

前半はどうなることかと思いましたが、この過穂子を演じる高畑さんの表情に救われました。


過穂子とイケメン麦野、今後の展開


麦野の自分本位での過穂子へのバイト仕事押し付け。これが当人たちも思いもよらぬ結果をもたらしました。

両親にとっては過穂子が行方不明になったと、てんやわんや。

麦野は、当初全くティッシュ配りが進んでいない様子に呆れ顔でしたが、徐々にこつをつかんで、ティッシュを渡せるようになり、更にはピザ配達では顧客からバイト先に感謝の電話が寄せられるという結果に。

これは当の麦野はこれまで経験したことのないこと。

1日で自分よりも成果を出したことになる。

そして当の過穂子は、疲れて帰宅後、この臨時仕事を通して、今まで検討もつかなかった働くことの意味をつかんだ。

人を幸せにするために働きたい、という実感。

何事も経験。

親があれこれしてあげなくても、子供は自分で勝手に成長していく。

全話を通して、過穂子の成長と、親子関係のあり方を問うドラマとなっていきそうな、第1話の幕開けでした。


関連記事


著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

こちらからフォロー、継続購読していただけたら、嬉しいです。


follow us in feedly

Comment

Add your comment