少数派だが増加する不登校生と多様な学校形態の現実。これを描いてね 

先日、こちらの記事で引きこもり主人公漫画作品を取り上げましたが、ここでの作品は大学生や大人の主人公の話でした。

しかし引きこもりの現実は、更に小中学からじわじわ再び広がっていることが下記データからもわかります。

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不登校児童数率が過去最大


平成27年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によれば、下図のように小中高等学校の生徒数に占める不登校児童数の割合はここ3年上昇しており、最新年である2015年に過去最高の1.26%を記録していることがわかります。
不登校率

この調査によると、家庭環境、学校の友人関係、学業の不振などが主な要因としてあげられています。

最近の上昇カーブは、平成不況と言われたバブル崩壊後の90年代と同様であることがグラフからわかります。このことは日本の社会環境が再び悪化していることを暗示していると思います。

背景として考えうることはこんなところでしょうか。

  • 家計の苦しさと格差拡大
  • 共働き家庭増加による家庭でのコミュニケーション不足
  • 離婚の増加
  • ネット・スマホの普及などによる対面コミュニケーションや地域コミュニティの希薄化


学校の選択肢の広がりは実は広い


子供をもつと、幼少期以降は学校と受験問題に頭を悩めることになりますね。我が家でも頭を悩ましています。(笑)

高校でみると、全日制の公立(都立)と私立に通う子供が大多数かと思いますが、そういった学校に行くのが難しいお子さんも多数いるのです。

まだ経験が浅く、子どもから大人に変わりゆく思春期の子供の心と身体は、大人と比べようもないほど繊細なため、家庭や学校で何らかのショッキングなトラブルに遭遇すると、心と身体が思うようにコントロールできず、学校にいけなくなってしまうのです。

こういった子供たちが大人に成長していく過程を支援する場として、上記の一般的な学校の他に、以下のような学校があることを最近知りました。

  • 基礎から学び直すエンカレッジスクールと、不登校を経験した生徒向けの三部制チャレンジスクールなどの定時性高校
  • 通学日数が年数日〜週一〜週三〜毎日と多様な通信制高等学校
  • 通信制高校と連携したサポート校
  • 小中学校の不登校生が学校に籍をおいたまま、復帰に向けて通い、本籍の学校での出席扱いにもなる適応指導教室(フリースクール)


今後期待する作品


このような逆境化で苦悩しもがきながら成長していく少年・少女をら描いた漫画、ほとんど聞いたことがないです。

最近ヒットした作品で近いものだと「聲の形」がありますけど、あくまでいじめ問題がテーマ。

なろう系、異能力バトル系、ループ系で、舞台やキャラクターをアレンジしたような作品が本当に多いですね。

大人から見ても児童心理の複雑さと、もがく子供への接し方や、上記の様々な学校のことを学べる作品があったら、時代感覚にフィットし、子供も大人にも刺さる作品になる気がします。


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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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