世代を越えて楽しめるスコットランドヤード東京の遊び方と面白さの秘密とは? 

「スコットランドヤード東京」とは1983年、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞している名作ボードゲームを日本向けにローカライズしたもの。
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一見カードの種類が多くてルール把握が大変そうな第一印象。ところが、説明書をちゃんと読んで理解すれば、全然難しいものではないことがわかります。
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東京の街を舞台に、ミスターXという犯人役が、タクシー、バス、電車という交通手段を選んでコマを進む中、その移動手段だけ毎回開示される中、他のメンバーは刑事役となって犯人の居場所を推測し、追い詰めていく戦略ゲームです。

ミスターXだけがもつルール


最大の楽しみはミスターXのもつルールにあるといえますね。

ミスターXの居場所は24ラウンドのうち5回だけ明らかにされます。それ以外のラウンドは利用した交通手段だけ明らかにされます。

他のメンバーは刑事チームとして、5回だけ開示されるミスターXの居場所とその後の交通手段を手掛かりに、居場所を推測し、追い詰めていきます。

ミスターXが自分の居場所と利用交通手段を記録する「トラベルログ」がこちら。
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ミスターX は自分が進む地図の拠点番号を記録し、移動する交通機関のチケットを上に置いて番号がわからないようにしていきます。

ミスターXの居場所が数ラウンドおきに明らかにされる度に周りの刑事役のメンバーでどよめきがおき、次にミスターXが進みそうなルートはこっちだ、あっちだと会話がはずみます。

その間、ミスターXはポーカーフェースで刑事達の会話をきき、進むルートがばれないよう、視線をわざとずらしたり、裏をかいたりと、策略を練ればいいのです。

ミスターXだけがもつカード


刑事がもてるチケットはタクシー4枚、バス8枚、電車11枚と決まっており、ラウンドごとに移動で1枚ずつ消費します。

これに対してミスターXは上記のチケット枚数に制限がないばかりでなく、ダブルムーブチケットという1ラウンドで2回任意の交通機関を続けて使えるチケットを一度だけ使えます。

追い詰められてきた時に遠くへ逃亡するとき、このチケットだけで強力な武器になることがわかりました。

ただし、一度だけしか使えませんのでここぞという時だけです。

この他に、ブラックチケット5枚を使えます。このチケットはどの交通機関としても使えるとともに、刑事にどの交通機関を使ったのかわからないので、ダブルムーブチケットと同様、刑事を撹乱させるために有効です。

しかも刑事も乗れる3つの交通機関だけでなく、フェリーにも使え、遠くに逃亡するときに有効です。

ミスターXだけが身につける小道具


こちらのミスターX用バイザーと呼ばれる小道具。頭に結びつけ、刑事がら視線を隠すためとネタ的に楽しむためのものです。
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実際どこに進むべきか、ボードの番号や交通機関のルートを確認しないといけないですが、注視している個所は刑事にばれないようにしないといけません。

視線、会話とも裏のかきあいになるわけです。
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勝敗の行方


以下の3つのがゲームの終わりのパターンです。

1. 途中で刑事の誰かがミスターXと同じ駅に到着した場合、刑事の勝ちです。

2. 24ラウンド通してミスターXがつかまらなかったらミスターXの勝ちです。

3. 刑事全員が交通手段のチケットを全て使い果したら、ミスターXの勝ちです。


ビギナーズルールと専用マップ


このゲームのパッケージにはビギナーズルール用の簡易ボードもついており、よりシンプルなルールで短時間で遊ぶこともできるようになっています。それがこちらです。
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少人数でサクッと遊ぶのに最適ですね。ボードゲームの定番、人生ゲームにも簡易なルールのもと短時間で遊べるジュニアコースがあるのと同様ですね。

デジタル化が進んだゲームですが、リテラシーの差がある家族が一緒にわいわい楽しめるゲームとして、ボードゲームは未だ他にない価値があることを実感します。

その中でもすぐにお年寄りとでもルールと世界観が共有でき、会話が弾み、奥深さも備えたボードゲームとして、このスコットランドヤード東京は買って本当にもよかったと思えましたね。




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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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