「母になる」9話の感想、考察〜二つの緊張の山場を経た緩和で涙するも、やや滑稽感あり 

広が突如いなくなり、最愛の息子を失った母親の感情を迫真の演技で沢尻エリカが演じたシーン。

そして、育ての親、麻子と生みの親、結衣が双方の立場の主張を本音でぶつけ合ったシーン。
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この二つの緊張感漂うシーンを経て醸成された脳のストレス。そしてこの二人の母親の中で揺れ動く広の気持ちを追いながら視聴してきた。

このことを背景に、9話では、あれだけ結衣と対立してきた麻子が、結衣の苦悩を理解し、広を産んでくれてありがとうと伝え、結衣と広の前から姿を消した。

更に広も、麻子を「かどくらさん」と呼び、別れを告げた。

この二つの緊張の緩和が私の涙の真相。

広の「お母さん、二人いちゃいけないの?」という9話最後の場面でのセリフを受け、最終話では二人の母親同士、そして広が和解するハッピーエンドで終わる可能性が高い。

ドラマだからわかる展開だが、現実はこうはいかないだろう。人はそんな簡単に過去に対する感情のもつれをほどけない。

また9話の中で広の彼女の存在にあたふたする結衣の姿が描かれたが、あれだけ号泣シーンや麻子とのバトルシーンで迫真の演技をみせた沢尻エリカだったが、ここではリアリティのない滑稽さ漂うものだった。演技というより脚本の違和感。

これでこのドラマのトーンがくずれた感がある。

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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