異色なグルメ漫画「ダンジョン飯」と「甘々と稲妻」の魅力とは

最近話題のグルメ漫画二冊。数あるグルメ漫画の中で系統は異なるものの両作品とも異色作である。 
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「ダンジョン飯」はRPGの世界観と、登場するモンスターを料理する緻密な妄想による設定及びその描写が魅力だ。このファンタジーの世界が本当にあるのではと思わせてしまう設定力と画力がある。

特に泥と土と意志で人間を模した魔法生物であるゴーレムの身体の土で野菜を育てるアイデアは秀逸。野菜泥棒を防ぎ、自動的に水分補給でき、害虫もつかないと、、。考えて工夫していると思いきや、収穫の時は力づくでバトルして倒すという展開も面白い。更に作者の妄想の極みは、主人公のライオスが絵画の中の料理を食べるために、命綱をつけて過去を描いた絵画の世界に飛び込むという発想だろう。



一方の「甘々と稲妻」。従来のグルメ漫画が料理の魅力を中心に据えておいしさを競い合ったり、独特な調理法を訴求していた。しかし、この作品は父子の絆を描くための手段として女子高生と一緒に料理をする過程を中心題材に選び、料理はありふれたものという所が逆に特徴だ。

アニメ第1話での土鍋で炊く白米ごはんのみという献立が何よりもこのことを象徴している。幼稚園児のツグミの本能的に喜ぶ表情、ふるまい、セリフの破壊的可愛らしさを中心に、料理を習得していく公平と生徒のことりの姿に癒やされることうけあいである。





食欲という強烈で普遍的な欲求を他の要素と絡めることで、この先まだまだ異色なグルメ漫画が生まれていくのだろう。
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