笑うセールスマンNew 10話感想、考察〜過去と未来への鏡となるドーン‼︎ 

第10話も十数分ずつと短いながらも味わい深いエピソードでしたね。

拾ったフィルムのヒト


前半は昔からありそうなネタで、俺が好きなのはあなたじゃないんだけど、、という展開であるあるだなあと観ていたら、オチが予想外で可笑しかったです。

この男、心の寂しさをうめられず、なんと恋い焦がれていた女性でなく、もう一人のどうでもよかった連れの方に手を出してしまい、責任とって結婚してしまう。

結婚生活は案の定、アゴで奥さんに使われ、悲惨な日々を送るも、客観的にみれば自業自得というオチ。

男性としては笑えない点が少なからずあるお話(笑)。つくづく人間って弱く、心に隙間だらけな存在なんだと思います。

ウソ孫


前半エピソードが自分の過去を振り返るような展開なのに対して、後半エピソードは、未来の日本社会を見せられたかのようなお話。

退職後、一人寂しく暮らす老人の心の隙間。隙間どころか、もはや空洞といった方がいい。
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喪黒さんなら簡単に入り込めてしまいますね。

少しハイテク。喪黒さん、未来の家族botサービスのようなものをこの老人の携帯(ガラケー)に登録してしまいます。

最初は嘘のメールと鼻で笑っていたこの老人でしたが、いざ使ってみると、ハマってしまい、動画もみたいからと、ガラケーをスマホに買い替えてしまう始末。


ここにビジネスモデルの一つのパターンがありますね。

体験してみないと価値はわからない。まずユーザーへの敷居を下げて使ってもらい、価値を体感してもらうということです。

敷居を下げるために喪黒さんがやったことは、代行して強引に老人の携帯にサービス登録したこと。

その結果ファンになれば、ユーザーはハマってやめられず、更にお金を使ってまでも(この老人の場合、スマホに買い替え)その価値を利用し続けるはずです。

そしてこのエピソードのオチがまたシュールです。喪黒さんの忠告を守れず、このメールの送り主である嘘の孫に会いにいってしまう老人。

そこで見たものとは、自分と同じ境遇で同じように騙されてしまった老人の列。

個性個性というけど、心の隙間は皆同じなんですね。(笑)

未来といわず、今でもこういう人の代行サービスは増えていますからね。「おっさんレンタル」や、「レンタル彼女」は有名ですが、こちらの「ファミリーロマンス」というサービスでは、家族代行の他、リア充アピール、愚痴聞き代行、謝罪代行、皇居マラソン一緒に代行などのメニューまで揃えています。

さすがにレンタル孫はまだないですが。(道徳的に今後もあってはいけませんね)

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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