笑うセールスマンNew 9話感想、考察〜プライベートと仕事の幻想を追い求めた結果、、。 

第9話で描かれたのは、前半エピソードがプライベートの趣味ともいえる理想の銭湯を追い求めたこころの隙間。後半は仕事で早く成果を出したいというこころの隙間。

前半エピソード〜懐かしの銭湯ツアー


銭湯めぐりが何よりも楽しみである男。特に風呂場の壁に描かれた「水」を基調とした絵に癒されている。

それ自体は結構な趣味であり、なんら非難されることはない。

問題は喪黒さんの忠告を守らず、この男の理想の風呂絵のある銭湯を一度ならず、再度追い求めて足を踏み入れてしまったこと。

いくら自分の憧れる世界であったとしても、他の人との約束よりも優先されるものではない。

自分の「好き」を追求するのは大事だか、それに溺れて周りが見えなくなってしまっては、いつ人生の落とし穴にはまってもおかしくない。

あることに夢中になったとしても、周りがみえなくならないよう、常に背後から自分を監視するもう一人の自分を用意しておくのが肝心。


前半エピソード〜研究者はゆううつ


元カノに研究成果を盗まれた戸鰐という研究者。研究に没頭したいものの、管理者として雑務に振り回される日々。

そんな戸鰐さんとなぜかアイドルのライブ会場で出会った喪黒さん。戸鰐さんの話を聞き、立派な最新研究設備を使わせてあげることに。戸鰐さんは大喜び。ここまでは良かった。

ところが相手は喪黒さん。ただでは貸してくれない。期日までに成果を出すことが条件。
戸鰐さんは部下にハッパをかけて研究を進める。

ところがプレッシャーはかかるものの、なかなか成果がでない。苛立つもそのことを部下から冷ややかに野次られる始末。

そんな中、部下が成果をあげる。この男、期限までに何としても自分で成果をという思いが先走り、ちゃっかり部下の論文を自分のものと改ざんして対外的に発表してしまう。
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どっかで聞いたことのあるようなお話。(笑)

最初はマスコミなどから脚光をあびるものの、自分が研究したわけではないので、きちんと説明できずにボロがでて身を滅ぼすというオチ。

こちらも前半エピソードと同様、自分を客観的に見られず、近視眼的になり、かつて自分がやられたことを自分でやってしまうという人間のこころの隙間を描いている。

「言うは易し、行うは難し」ですな。




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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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