「Re:ゼロから始める異世界生活」の原作とアニメの違いは? 

作品概要


コンビニで買い物後、突如中世ヨーロッパ風の異世界に召喚された平凡なひきこもり少年。彼が魔法を使う美少女や、奇妙な魔女らとの出会いの中で、殺される度に時間を巻き戻しつつ、奮闘していく姿を描いたループものファンタジーである。

メディア展開


2016年4月からアニメ放送中。原作は投稿サイト「小説家になろう」に2012年4月から連載されたWeb小説である。MF文庫Jより2014年1月にラノベ化、同年8月には漫画化され、人気が徐々に高まる中で、アニメ化で一気に話題が沸騰している注目作品である。

下記googleトレンド参照のこと。文庫本の売上もアニメ化により数倍に伸びている模様。
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アニメ化による魅力の増幅


文字だけの小説が映像化されたことで増幅された作品の魅力は主に3点あると考える。

一つは、この作品の特徴であるループ展開が映像化により視覚的に印象づけられていることである。アニメ5話までの中で、街でリンガ(りんごのようなもの)を売る店員との対話シーンが3回、3人組のチンピラに襲われるシーンが4回、そして腸狩りことエルザに腹を切られて死ぬシーンが3回登場する光景が目に焼き付けられる。

二つ目に、この作品の舞台となっている中世ヨーロッパ風の赤レンガ屋根の街並や、その中を闊歩する動物の顔をした多様な種族のビジュアル化による感覚的気持ち良さ、RPGゲームのようなワクワク感がある。

三つ目としては、アニメ前半の最大の見せ場の一つであるバトルアクションの魅力増幅である。アニメ第3話でのラインハルトの剣から放たれた凄まじいエネルギーと破壊力は映像と音響で何倍にも魅力的に描かれている。

実際、原作では以下の表現にとどまっているのをアニメ映像と見比べてほしい。

「極光が屋根を失った盗品蔵を引き裂き、空間ごと真っ二つに切り裂いた。世界がずれたとしか思えない光景、放たれた極光は一瞬の間、室内を白く塗り潰していたが、光が晴れた直後に世界が激変する。」





アニメと原作の違い


本アニメは世界観、キャラクター設定、ストーリーともに基本的に原作に忠実に映像化をはかり、IPとしての価値を拡大していると考えられるが、尺の違いなどを考慮しセリフの言い回しは若干異なる所が散見される。

アニメ前半の見せ場となっている第3話のバトルシーンを例にとると、以下のラインハルトのセリフは「有名人だ。」以下はカットされている。

「その殺し方の特徴的なところからついた異名だよ。危険人物として、王都でも名前が上がっている有名人だ。ただの傭兵という話ではあるけど」
続く腸狩りことエルザの以下のセリフがある。
「血の滴るような最高のステーキを前に、飢えた肉食獣が我慢できるとでも?」
こちらは次のようにより適切な表現に修正されている。
「血の滴るような極上の獲物を前にして、飢えた肉食獣が我慢するとでも?」

またその後のスバルの「かしこまり」という少年特有の言い回しも、「合点承知」というセリフに変更されている。
これはこちらのニコニコ大百科の説明にあるようないらぬ連想を防ぐための改変なのかは定かではない。
ニコニコ大百科

文庫版「Re:ゼロから始める異世界生活」はこちら

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著者 ”さぐりん”の紹介

十代の一人娘と子猫と暮らすという、レア人種のアラフィフ男子。 ユニークな遊び体験やコンテンツ作品の背景にある社会や人の本質について、感じ、考えたことを発信しています。

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