五佰年(いほとせ)BOX 3巻のあらすじと感想〜嘘はほころぶ、選択を誤るな 

待ちにまった3巻が2018/4/23に発売されたので早速購入しました。 ※ 2巻までのあらすじと感想はこちら。ネタバレ含むあらすじ叶多はついに真樹に木箱のこと、その中世世界に介入したことで現実世界にも影響があることを打ち明けます。その後叶多は大学の社会学部で歴史に詳しい怜乃から、真奈の家系である槌田家の跡取り問題のことを知ります。この槌田家、中世の時代に養子の貞清という男が跡取りとなっており、真奈の取り戻す鍵は...
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夜の世界は美しい 3巻~最終話まで:紅というメタファーと作品メッセージとは 

2018/4/19に単行本3巻が発売された「夜の世界は美しい」。※2巻までのあらすじ、感想はこちら。3巻最終場面で夜の世界を牛耳る紅の正体が明らかになり、なぜタコやワニと人の合いの子のような生き物が夜の世界にいるのかがわかります。更に3巻以降第43話(最終話)まで、漫画アプリ「マンガワン」で一気に読み進めました。やはりこの夜の世界は、17歳のさおりが一人前に成長するとともに、兄と姉妹3人の絆を取り戻すための舞台だっ...
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北北西に曇と往け 2巻の感想〜世界観の魅力に潜む二つのエピソードに注目 

2018/3/15に単行本2巻が発売された「北北西に雲と往け」。1巻後半では主人公、慧(けい)の弟で行方不明だった三知高が見つかり、叔父夫婦の死因をめぐるミステリー展開となっていました。(1巻のあらすじと感想はこちら)しかしこの2巻ではその続きは一旦小休憩です。代わって、日本からアイスランドを訪れた慧の友人、清とともにジムニーに乗ってめぐるアイスランドの魅力が繊細なタッチの絵で紹介されていきます 。この漫画を読...
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図書館の大魔術師 1巻の感想~その3つの共感ポイントとは? 

月刊Good! アフタヌーン連載中の本作。共感ポイントを3つにまとめてみました。少年が見た目への偏見・差別を乗り越えて成長していく姿苔のような緑の目、金色の髪、血の気のない白い肌、醜い長く尖った耳をもつ6歳の少年が主人公でです。貧しい暮らしぶりのせいもあり、まわりから差別され、本好きなのに図書館にも入れてもらえず悲しい想いをします。近所の子供からは「耳長菌が感染るぞ」とまで言われてしまいます。この少年の内...
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AIの遺電子 RED QUEEN 1巻の感想〜一筋縄でいかない未来への問題提起とストーリーの味わい 

AIをテーマにしたコンテンツは多いですが、本作は単にAIの進化を描くたけでなく、多様なキャラクターをからめた奥行のあるストーリーに仕立てあげていることが魅力ですね。母のコピーであるヒューマノイドを探す元医師の記者、AIの捉え方に対して立場の異なる人々、ヒューマノイドに恋した男などが登場します。人間社会における政治・宗教・経済システムが多種多様にあるように、AIをどう位置付けるかについても主義主張は多様なも...
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リウーを待ちながら 3巻 最終回までの感想〜理不尽な絶望はこの世の定め 

2018/3/23に単行本3巻が発売され完結した「リウーを待ちながら」。2巻までのあらすじと考察はこちら。1万人以上がペストに感染し、町が隔離され、特効薬もないまま、感染の拡大を防ぐしか手立てがないという絶望的状況。淡々と絶望が深まり、希望が見えない中、懸命に手当に当たる医師たちの前で起こる不条理な出来事が印象に残ります。特に以下の3つの出来事にはやるせなさを感じずにはいられませんでした。母親が危篤の知らせに...
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”綺麗にしてもらえますか。”の感想~テック化で失われていく自然と人間性を思い起こす 

2018/3/24に単行本1巻が発売されたヤングガンガン連載作品です。熱海にある小さなクリーニング店を営む綺麗なお姉さんの日常を描いた漫画です。仕事熱心で周りの人によく気が利くこの金目綿花奈さんを中心に、熱海の人情あふれる街並みが美しく描かれています。読み終えてみて、このほっとする感情、今の自分に中に足りていない何かを満たしてくるものは何だろうと振り返りました。魅了されるポイント金目さんが美しいクリーニング...
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シノビノ3巻までの感想~主要登場人物の魅力を史実とともに探る 

3/13に単行本3巻が発売。引き続きぐいぐい読ませる力がすごいです。今回気になっていた主要人物の史実を少し調べた上で、作品を読んでみました。主要キャラクターごとに魅力と史実との違いなどをまとめてみます。※1巻からの感想はこちら。沢村甚三郎普段はボケた感じながら先を見越して策をこっそり仕込み、戦闘時に圧倒的強さを見せるじいさんシノビ。架空のキャラクターと思ってこの漫画を読んでいましたが、調べてみると実在し...
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ボクと師匠の秘密工房の感想~道具を使った物づくりDIYの楽しみとうんちくを味わえる 

作品の魅力川沿いの空き地の一角に秘密の遊び場として、川原で拾った様々なガラクタ素材で物づくりに励む少年。ある日いつものように学校帰りにこの遊び場に立ち寄ると、作ったばかりのベッドの上で見知らぬ女子高生が昼寝をしていた。これがDIYが大好きな少年と女子高生の出会いであり、この漫画の物語の始まりとなります。二人は拾ってきたゴミを使い、ハンモック、水鉄砲、ロケットストーブ、自転車スタンド、オイルランプなど...
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赤ちゃん本部長の感想〜微笑ましく、無数の小さな笑いに癒されます 

本作も「君の名は。」をはじめとする入れ替わりものなのです。過去にもこちらで複数の入れ替わり作品について書きましたが、本作品はなんと会社の武田本部長(47歳)の身体が、ある朝から突然赤ちゃんになってしまったという設定の作品です。舞台も彼が勤める会社が中心。会社なのでそこには部下、上司、社長、取引先などが登場します。そしてこの赤ちゃん本部長を中心に、赤ちゃんの身体で本部長の仕事をこなしていく中で起こるさ...
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